妊娠したら!やること やめるべきこと 改善すること

妊娠したら「気をつけること」や「すること」などの注意まとめ 妊娠初期

もしかしたら?と思い妊娠検査薬で反応後、産婦人科を受診してみたら妊娠していた!ということありますよね。初めての妊娠だと、これから何をしたら良いのかわからないことだらけだと思います。

そこで、妊娠したらやめるべきこと、改善すること、気をつけることをご紹介していきましょう。ひとつひとつ段階を経ていくことで、焦らず楽しい妊婦生活をスタートすることができます。

まずは産婦人科に行きましょう

産婦人科に行きましょう

妊娠検査薬で反応してもまだ妊娠確定ではありません。胆のう、胎芽、心拍確認されて初めて妊娠となります。確認の為に病院へ行き、問診、内診、エコーなどの検査があり、先生から「おめでとうございます。妊娠7週ですよ」と言われて、初めて実感が湧いてきます。

里帰り出産をするにしても、これから10ヶ月間お世話になる病院ですので、通いやすく、安心な病院選びをしましょう。また、わからないことはいろいろ相談することをおススメします。フライング報告にならないように、まずは産婦人科で検診を受けましょう。

また妊娠の期間の10ヶ月の流れを確認しましよう。

妊娠週の時期  流産、早産切迫早産、早産、死産、正期産、切迫流産、切迫早産、稽留流産、化学流産、初期流産、後期流産の一覧表

いろいろな人に報告、相談

いろいろな人に報告、相談

夫への報告はもちろん、両親と職場には必ず妊娠の事実を報告しておきましょう。妊娠初期の頃は、つわり症状が出やすく、家事や仕事がいつもどおりにできないことが増えてきます。夫への両親と、自分の両親に報告しておくことで、生活面で心強いサポートを受けることができるでしょう。

また、妊娠生活ではたくさんのわからないことや不安になることもありますが、妊婦経験者である母親がそばにいることで心強く感じることができます。

職場へは、直属の上司にのみ伝えておくようにしましょう。つわりで気分が悪くなり、遅刻や早退する可能性があることや、産休や育休についても早めに相談しておく必要があります。

ただ、妊娠初期の頃はまだ安定していないため、同僚や友人に幅広く妊娠を告知しないようにしましょう。安定期に入ってからなら、大きなトラブルも少なくなるので、告知しても問題ありません。

妊娠したらすぐにやめるべきこと

禁酒と禁煙はすぐにでもやめる

禁酒と禁煙はすぐにでもやめる

妊娠したらやめるべきこととして、禁酒と禁煙があります。どちらも胎児に大きな影響を与えてしまうものですから、妊娠の事実がわかったらすぐにやめるようにしましょう。

もしタバコを続けてしまうと、胎児へ酸素が充分に送られないため、知能の遅れや流産を引き起こしてしまう可能性があります。

またお酒を飲み続けてしまうと、脳や身体に障害が出たり、胎児性アルコール症候群を引き起こしてしまったりする可能性があります。本人の身体に問題はなくても、赤ちゃんにはとんでもない毒となってしまうので、今すぐにやめるようにしましょう。

カフェインを抑える

カフェインを抑える

妊娠したら注意したいこととして、カフェインを抑えるということがあります。カフェインはごく少量であれば問題ありませんが、大量に摂取すると胎児に影響する可能性があります。

コーヒーや紅茶、緑茶に含まれていますので、どうしても飲みたい場合は2日に1杯程度に押さえておくと安心です。麦茶やルイボスティーなど、ノンカフェインのお茶なら問題ありませんし、カフェインレスのコーヒーもありますので、気兼ねなく楽しむことができるでしょう。

薬のことを医師に相談する

薬のことを医師に相談する

妊娠したら、薬のことを知っておきましょう。持病を持っていて、毎日薬を服用しているという方や、アレルギーが出ている時に飲む薬などがある場合は、すぐに医師に相談するようにしましょう。

薬の成分によっては、胎児に良くない影響を与えてしまう可能性があるため、影響のない薬に切り替えたり、漢方など影響の少ない治療法に変更したりする場合もあります。

妊娠期間中は自己判断で薬は飲まないようにし、どうしても薬が必要な場合は医師に必ず確認してから飲むようにしましょう。ちょっとした頭痛や腹痛でいつものように薬を飲んでしまいがちだからこそ、慎重になる必要があります。

病院に行く時はレントゲンに注意

病院に行く時はレントゲンに注意

妊娠したら、レントゲン写真を受けないということがあります。レントゲン程度のX線なら、大きな影響はないものの、X線自体は胎児の発育に影響する恐れがあるため、極力避ける方が良いでしょう。

歯科医院だとレントゲンを撮る機会が多いので、注意するようにしましょう。必ず妊婦であることを告げるようにしてください。

妊娠したら積極的に改善や取り入れたいこと

規則正しい食生活への改善

規則正しい食生活への改善

妊娠したら、お母さんの身体のシステムは全てお腹の赤ちゃん優先になります。血液に含まれる栄養分・酸素が最優先で赤ちゃんに回るので、お母さんの食生活を一度見直して赤ちゃんの成長をサポートする食事内容に変更しましょう。

もちろんこれからはつわりの時期で食べられるものも少なくなってしまうので、その時には食べられるものだけでかまいません。

ただ、つわりが終わって安定期に入っても好きな物しか食べないようでは、赤ちゃんの成長やお母さん自身にも影響が出てしまうかもしれないので、炭水化物・たんぱく質・ビタミン・ミネラルを意識して摂るように心がけましょう。

お母さんが何でもおいしく食べていれば赤ちゃんも好き嫌いがなくなるなんていう話もよく聞くので、好き嫌いのない子に育てるためにも頑張ってください。

葉酸を積極的に摂取する

葉酸を積極的に摂取する

タバコとお酒をやめる代わりに、積極的に取り入れたいものもあります。それが葉酸です。

葉酸は妊娠初期の母体や赤ちゃんに必要な栄養素で、健やかな成長に欠かすことはできません。葉酸には血液や新しい細胞をつくり出す作用があるため、形成されていく胎盤作りや、急スピードで成長していく胎児の身体をサポートしてくれます。

葉酸は、抹茶、ウナギ、モロヘイヤ、レバーなどに多く含まれていますので、積極的に食事のメニューに取り入れるようにしましょう。

また、葉酸のサプリメントもたくさん出ていますので、手軽に取り入れることも可能です。もちろん葉酸だけでなくさまざまな栄養が必要になりますので、できるだけバランスよく食べるようにしましょう。

体を冷やさないように改善する

体を冷やさないように改善する

女性の身体に冷えは大敵ですが、妊娠中はその影響が赤ちゃんにまで及びます。

身体の冷えは血流が悪いのが原因なので、そのままにすれば赤ちゃんにしっかり栄養や酸素が届かず低体重児になる可能性があるだけでなく、妊娠状態を維持するプロゲステロン分泌が抑えられてしまうので、最悪の場合は流産や早産につながる事も考えられます。

ちょっと暑いかなと思うくらいが赤ちゃんにとって適切な温度なので、絹や綿など自然素材の服で保温をしましょう。また、運動して身体の中から温かくすれば、何枚も服を着て着膨れる事もありませんし、妊娠中の体重増加を抑えて出産のための体力をつけるためにも効果的です。

体重管理を始めよう

体重管理を始めよう

妊娠中は胎児の成長とともに緩やかに体重は増えていきますが、極端に体重が減ったり増えたりすることは、母体だけでなく胎児にとっても良くありません。妊娠初期の頃はつわりがひどい場合、急激に痩せてしまうことがありますし、つわりが治まると急に食欲が出ることもあるので、注意しましょう。

つわりがひどい場合でも、何かひとつの食材は食べることができますし、サプリメントをうまく活用することで、栄養面で管理しやすくなります。今まで体重計に乗る習慣がなかったという方も、妊娠を機に毎日計測し、記録を付けるようにしましょう。

ストレスを溜めない工夫を

ストレスを溜めない工夫を

妊娠初期の頃は、つわりやめまいなど、今までとは違う身体の反応が起こるため、ストレスが溜まりやすくなるからです。いつもどおりに家事ができない、仕事ができないと落ち込むのではなく、今はゆっくりする時期なのだと受け入れるようにしましょう。

ストレスを溜めず、リラックスを心がけることが、母体にとっても胎児にとっても必要なことなのです。

妊娠初期に歯のメンテナンスを

妊娠初期に歯のメンテナンスを

妊娠中は麻酔を避けたいために、虫歯治療は麻酔なし、薬なし、レントゲンなしで行わなければなりません。だからこそ、早めに歯医者に行って、歯の状態を確認してもらうようにしましょう。軽度の虫歯なら、麻酔なしでも痛みが生じることはありませんし、妊娠中に悪化して我慢しなければならない事態を防ぐことができます。

また、妊娠中は胎児に栄養が積極的に送られるため、母体の状態が不安定になり、歯がもろくなりやすくなります。定期的にきちんとクリーニングを受けておけば、歯のトラブルも軽減されますので、定期的に受けておくようにしましょう。

性交はもう少し後で

性交はもう少し後で

妊娠初期は体調が不安定なため、性行為は控えるようにしましょう。お腹が大きくなればパートナーも控えるようになりますが、妊娠初期は外見がまったく変わらないので問題ないだろうと思っている男性も多いのです。

妊娠初期の女性に対する情報が少ないためこのような考え方をしてしまうのですから、妊娠が確定したらきちんとパートナーに伝えましょう。

ただ、出来ない・ダメと言うだけではパートナーも我慢せねばならず大変ですから、性行為はダメでも違う方法を提示したり、できるようになる時期を数字で分かりやすく伝えるなど、選択肢を増やす情報を与えるのが大事です。

病院探しや出産の準備

母子手帳の受け取り

母子手帳の受け取り

母子手帳には妊娠生活に欠かせない情報がたくさん掲載されていますので、情報収集に大いに役立つでしょう。母子手帳は妊娠届出書を住民登録のある市役所や区役所で受け取ることができます。

産婦人科から指示が出ますので、それに従いましょう。早くもらうこともできますが、流産してしまうと残った母子手帳を見るだけで辛くなりますので、安定してからがいいようです。

基本的な妊娠の仕組みや流れを知る

基本的な妊娠の仕組みや流れを知る

妊娠の確定は嬉しい事ですが、それと同時に分からない事だらけなので不安に思う方も多い事でしょう。

身近に赤ちゃんがいる友人や知り合いがいないだけでなく、病院の先生は忙しそうで質問しにくい雰囲気に気後れしてしまったり、また母親に聞いても昔の話で時代遅れの感が否めない等、周りの人に気軽に聞けない事が更に不安にさせる要因かもしれません。

ネットで調べても問題ありませんが、妊娠・出産に関する専門的な本を一冊あると助かります。基本的な事を知りたいのならば、お母さんの時代から発行されている妊娠・出産本で十分です。

出産する場所を決める

出産する場所を決める

妊娠したらするべきこととして、出産する場所を決めましょう。妊娠したばかりで気が早いと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、人気のある産院だと予約でいっぱいになっている可能性があるからです。

気に入っている産院がある場合は予約状況を確認し、住んでいる地域で産む場合は通いやすい産院を選びましょう。里帰り出産する場合は、実家近くの産院に連絡を取るようにしてください。

特に里帰り出産の場合、出産までは地域の産婦人科で診察してもらうことが多いため、きちんと提携を取れることが大切になります。地域の産婦人科と、里帰り出産でお願いする産院の連携体制を事前によく確認しておくようにしましょう。

仕事をしている方は産休の確認を

仕事をしている方は産休の確認を

仕事をしていて出産後も仕事を続けたいと希望している方は、一度会社の福利厚生の内容やその実施状態を調べましょう。

産休や育休制度は会社によって実に様々で、フルにもらえる会社もあれば暗に退職を勧める会社もあります。

また、産休制度はあったとしても以前に取得した方がいないと実際に取得するのは難しいパターンも考えられるので、確認して自分はどうすべきかを早めに決めておきましょう。もし社内に産休後復帰された方がいれば、話を聞いて参考にするのもよいでしょう。

助成金を調べる お金を考える

助成金を調べる お金を考える

妊娠・出産は病気ではないため全て実費となり、後から払い戻し金をもらうようになっています。妊娠から出産にかかる費用は50万~100万と言われていて、妊娠は嬉しいけどお金がと悩んでしまう方も多いです。

もらえるお金とは基本的に健康保険からの出産一時金と妊娠健康診査受診票、それから仕事をしていた方は出産手当金や失業給付金などがあります。

また、妊娠悪阻・切迫流産・早産などで入院や手術をした場合の高額医療費制度や傷病手当の他に、医療控除や所得税の還付金など税金控除など助成金の種類は実に様々なので、自分達がもらえるお金を一度調べてみてはいかがでしょうか。

出産までの大体の計画を立てる

出産までの大体の計画を立てる

妊娠から出産までの10ヶ月は長いと思いがちですが、実は結構あれこれ忙しく出産まであっという間だった、と言う方も少なくありません。そこで妊娠したら、出産するまでに大まかな計画を立てておくのをお勧めします。

仕事をしている方ならいつまで仕事を続けるか、里帰りをする方は地元の病院での検診はいつ行いいつ帰るか、出産・入院に必要な買い物はいつぐらいまでに用意するか、親戚の集まりや結婚式などがすでに予定されている場合はどうするか、などなど考えればいくつも思いつくでしょう。

もちろん計画を立ててもつわりが強かったり入院してしまった、など実際は計画通りにならない事が多いですが、計画を立てる事で準備や心構えが出来てくるので、予想外の出来事にパニックになる事もありません。

まとめ

妊娠したら!やることやめるべきこと改善することについてご紹介しました。ひとつひとつ実行していくことで、初めての妊娠も戸惑うことなく楽しむことができます。赤ちゃんと一緒にいられる時間は長いようで短いので、今の時間を大切にしてください。

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