【妊娠1週】胎児と母体の症状で知っておきたいこと

妊娠1週目の時期は、最終月経の最終日付近であり、まだ妊娠している状態ではありません。

排卵の時期であり、0週目の段階では卵子や精子といった状態だった赤ちゃんがこの段階で受精卵になることを目指して動き始めるのですが、この時期にはすでに身体の中で妊娠のためのさまざまな変化が起こっているので、これから妊娠する可能性がある方や既に妊娠している方はぜひとも、以下を参考にしてみてください。

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まだ、受精卵が完成していません

身体の中ではまだ、受精卵が完成していません

妊娠0週目の段階と同様に、この段階でもまだ、身体の中には受精卵がありません。この時期は「排卵期」であり、卵巣の中で卵子を作っている状態なので、パンに例えるとまだ麦を育てている頃のような状態なのです。しかしこの段階でも、身体の中では赤ちゃんを生み出すための様々な準備が進められています。

卵子は順調に大きくなっています

卵子は順調に大きくなっています

卵子はまだ排卵していないのですが、卵巣の中で順調に育っています。しかし卵子の大きさは0.025mmの原始卵胞から始まって排卵直前の0.1mmと、ほとんど成長しないのです。

ここで成長すると言うのは実際には卵子を包む卵胞の事で、排卵日に向けて毎日1.5mm程度卵胞の中に液が入って大きくなり、生理周期12日目は約17mmになり排卵直前には20mm近くに成長します。

最近では経膣プローブで卵巣内の卵胞の成長具合を確認できるので、不妊治療では卵胞を観察して大きさを確認し、そこから排卵日を計算するタイミング法の指導を行っています。

ホルモン分泌バランスが崩れる症状

ホルモン分泌バランスが崩

排卵とホルモン分泌は大きな関係がありますが、時として卵胞の成長を促す卵胞刺激ホルモンと、排卵を起こす黄体形成ホルモンの分泌バランスが崩れると、排卵した卵胞の中に卵子が存在しない空胞と呼ばれる状態になります。

卵胞刺激ホルモンが多量に分泌され通常は1個だけ育つはずの卵子が複数成長してしまい、どれも未発育のまま残り次の新しい卵胞が育ちにくい遺残卵胞が原因としては一番多いのですが、その他に多黄体形成ホルモン分泌のタイミングがずれた為に卵胞膜が剥がれず、卵子が出ないまま卵巣内に残ってしまう事もあります。

きちんと卵子を毎月排出するためには、生活習慣やストレスなどに充分気をつけてホルモンバランスを整えましょう。

赤ちゃんはまだ細胞の段階です

赤ちゃんはまだ細胞の段階です

1週目にはもう赤ちゃんの形をしているものと思い込んでいる方も多いのですが、この時期の赤ちゃんはまだ細胞の段階です。

2週目、3週目、4週目と周期を経ていくとタツノオトシゴのようなかたちに近づいてくるのですが、まだまだ妊娠1ヶ月の段階では細胞が分裂を繰り返している状態なので、病院へ行ったとしても、赤ちゃんの形を見ることもできませんし、妊娠するかどうかといった予測をしてもらうこともできません。

妊娠する上で最大のポイントとなる時期

妊娠する上で最大のポイントとなる時期

この時期に性交渉をおこなえば、赤ちゃんを産むための「タネ」を身体にまいたことになります。この時期の身体は、妊娠をする上で最も重要な状態であり、1週目の時点(排卵前の2~3日)で性交渉などをしなかった場合は妊娠しません。

稀に、精子の中には寿命が7日を超えるものがあり、そういった精子を持つ方がパートナーだった場合は上記のケースに該当しないこともあるのですが、大体の精子は2~3日すると死んでしまうので、精子と卵子を出会わせるにはこの時期に工夫しておくことが重要であり、計画的に子作りをしていきたいのであれば、この時期が最大のポイントとなるのです。

性行をすると2週目で受精する

この時期に性行をすると2週目で受精する

妊娠1週目ではまだ、受精もしませんし卵子を作っている状態なのですが、ではいつ受精するのかというと、妊娠2週目になると受精します。性行しなかった場合は何も起こらないので、妊娠しなかった=生理がまたくるということになります。生理が一つの指標となるので、計画的に妊娠したい方はこの頃から身体の変化を注意深くチェックするようにしましょう。

妊娠しやすい日

妊娠しやすい日

排卵日が次週にあるのを考えると、その時に性交すれば妊娠しやすいと考える方も多いでしょう。しかし、実際に妊娠しやすい日は排卵日の2~3日前で、それは精子と卵子の質が一番良い受精可能期間に違いがあるのが大きな理由です。

卵子の受精可能期間は8時間程度と短時間なのに対し、精子は36時間程度と長く子宮内に留まっていられるので、卵子が排卵した時すでに子宮内に精子が待ち構えている状態だと最も質の良い受精が行えるわけです。

また、精子は卵子の内部にもぐりこむ前に6時間ほどかけて卵子を包む透明帯を溶かさねばならないため、その時間も考慮に入れて性交のタイミングを考えましょう。

排卵日のタイミングに合わせて性交渉

排卵日のタイミングに合わせて性交渉をしましょう

妊娠1週目は、妊娠のためのチャンス到来の時期です。排卵日のタイミングに合わせてパートナーと性交渉をおこなえば、妊娠する可能性があります。もちろん、低体温の女性の身体は妊娠しづらくなっていますし、性交渉の時の体位が妊娠しづらい体位であった場合などには、妊娠する可能性がさらに低くなるので、妊娠したい方はなるべく身体を冷やさないようにし、妊娠しやすい体位で性交渉をおこなうようにしましょう。

基礎体温管理で妊娠に気づくことも

基礎体温管理で妊娠に気づくことも

女性の中には生理のリズムをしっかり把握するために、毎日体温を測っている人もいます。そういった方は、排卵期などの体温の変化に対しても、如実に気づくことができますし、妊娠に気づくのが早いので、「なるべく早く妊娠していることを察知したい」という方は、毎日体温を測るようにした方が良いのです。

男女の性別は2種類の精子が決める

男女の性別は2種類の精子が決める

受精した瞬間に男女の性別が決まりますが、それは異なる染色体を持つ精子が2種類あるからです。ヒトの染色体は23組46本ありますが、その内の性を決める23組目の染色体は女性のXX染色体と男性のXY染色体に分けられていて、それぞれがX型精子とY型精子の頭部に納まっています。

2種類の精子は性質が異なっていて、X型精子は酸に強く数は少ないが寿命は長く、Y型精子はアルカリに強く寿命は短いが数が多いのが特徴です。膣内は菌の繁殖を抑えるため酸性になっているのですが子宮内は反対にアルカリ性で、またいくつかの条件で膣内もアルカリ性になる事があるため、一概に決められないのですが、上手く精子の性質を利用すると男女の産み分けが可能だといわれています。

受精が成立しなかった場合は?

受精が成立しなかった場合

受精が成立しなかった場合は、その後、生理が来ます。女性の身体は排卵期になると子宮の皮が分厚くなり、卵子と精子が出会って受精卵となるのを待つようになるのですが、受精しなかった場合はそれらの皮膜が剥がれ落ち、生理の血として体外に流れ出すようになるのです。

逆に、受精した場合はというと、妊娠のために準備されていたそういったものたちが、赤ちゃんを大きく育てるために動き出すため、その皮膜は赤ちゃんのために使われるようになり、生理も来なくなります。

黄体ホルモンとは

黄体ホルモンが受精成立のために活動中

妊娠1週目の時期は身体が受精と着床のために活動しており、排卵後には黄体ホルモン(プロゲステロン)が活発になります。この黄体ホルモン(プロゲステロン)というのは、エストロゲンの対極にあるようなホルモンであり、排卵後、受精卵が着床するように働いてくれるので、この黄体ホルモンなしでは妊娠は成り立たないということになります。

黄体ホルモンの影響で少し男性的に

黄体ホルモンの影響で顔や身体が少し男性的になります

ほんの少しの変化ではあるのですが、排卵後になると黄体ホルモンが分泌されるようになり、顔や身体が多少、男性的になります。エストロゲンが分泌されていた時期に比べると、この時期はストレスが溜まりやすく、ヒステリーを起こしてしまう女性なども多いのですが、黄体ホルモンの分泌は赤ちゃんを得る上で必要不可欠なので、なるべくリラックスしつつ、穏やかに過ごすように心がけましょう。

卵胞ホルモンとは

排卵の時期には「卵胞ホルモン」が分泌されます。「卵胞ホルモン」とはいわゆるエストロゲンのことであり、黄体ホルモンと対になって身体に働きかけてくれるホルモンです。

赤ちゃんが健やかに過ごすためのおふとんを作ってくれるのが、卵胞ホルモン(エストロゲン)であり、エストロゲンが分泌されている時は身体も女性的になりやすいので、顔や身体に丸みが出るようになります。

受精を成立させるために身体が動きます

受精を成立させるために身体が動きます

この時期は排卵日であり、身体の中で卵子が作られる時期なのですが、卵子の目的は子どもを作ることですので、受精を成立させるために身体の中で活動しています。

女性の身体は受精を成立させるために活動しており、精子が卵子の中に入ってくると受精卵となり、それが着床した時点で妊娠となるのですが、まだ1週の時点では着床もしておらず、受精のために身体が働いている状態なので、そこまで身体の変化がないのです。

高温期なので身体が多少だるくなります

高温期なので身体が多少だるくなります

妊娠1週目のこの時期は排卵期なので、体温が高くなっています。身体がだるくなっていることが多く、生理中ほどではありませんが、赤ちゃんを産むための準備によって身体がだるくなっていることが多くなっています。

体温が高くなっていると熱に浮かされているような感覚になるのですが、こういった体調の変化も赤ちゃんを産むための準備の一つであり、風邪や熱病などとはまた異なるので、その他の部分に異変がないのであれば、心配する必要はありません。

つわりなどもまだ確認できません

つわりなどもまだ確認できません

この時期はまだ、卵子が活発に動いているだけの時期なので、つわりなども起こりません。稀に、勘の良い方はつわりのようなものを感じてこの時期に妊娠検査薬を使ったりするのですが、この時期はまだ妊娠していないため、妊娠検査薬を買ってもムダになってしまいがちです。妊娠検査薬を買うのは、妊娠4週目あたりに入ってからにしましょう。

婦人科の病気は今のうちに治療を

婦人科の病気は今のうちに治療しましょう

上手く受精したとしても、子宮内や膣内の状態が悪ければ妊娠中のトラブルが増えます。子宮内に起こる病気は子宮筋腫が代表的で、できる場所によっては子宮内に凹凸が出来て着床しづらかったり、早産の可能性が高くなります。

また性感染症は母子感染を引き起こし、早産になったり赤ちゃんに深刻な障害を残しますが、性交渉で感染するため必ずパートナーと一緒に検査・治療を行います。

妊娠中に罹りやすい真菌の一種であるカンジダ膣炎は、治療を怠れば母子感染を避けるため帝王切開出産になってしまうので、妊娠準備を万端にしておきたい方は検査を受けてみては。

太りすぎや痩せすぎは排卵トラブルに

太りすぎや痩せすぎは排卵トラブルが起きやすい

女性のほとんどが不要だと思っている脂肪ですが、実は排卵や妊娠に大きな関係があります。エストロゲンは卵胞の成熟から受精・着床に関わっていますが、実はそのエストロゲンは卵巣からだけではなく脂肪からも分泌されるのです。

閉経近くなると女性は脂肪がつきやすくなりますが、これは閉経によって減少したエストロゲンを脂肪からの分泌で補おうと身体が判断しているから。脂肪が少なければ、生命活動の維持を最優先してホルモン分泌は後回しになるので、痩せすぎの女性はホルモンバランスが崩れて無排卵や生理周期が乱れる原因になります。

反対に脂肪が増えすぎると、卵巣のエストロゲン分泌を抑制して排卵しづらくなってしまうので、BMI正常値が21~27に納まるよう体重コントロールするのも必要です。

最後に

妊娠1週目のこの時期は、排卵日周辺なので身体の中で卵子がたくさん作られています。赤ちゃんを産むための準備をしている時期ではあるのですが、赤ちゃんのタネが蠢いている状態なのでまだ妊娠もしていませんし、胎盤もできあがっていません。

しかし、この時期は女性が妊娠するにおいて最も重要といっても過言ではない重要な時期なので、妊娠したい気持ちのある方は、妊娠1週目を大事に過ごすようにしてみましょう。

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