【妊娠0週】胎児と母体の症状で知っておきたいこと

妊娠0週目の時期は、赤ちゃんがまだお腹の中に存在しません。

受精卵がどのように大きくなっていくのかといったところや、母体に現れる症状などを覚えておくと後々何かと役に立つので、以下の基礎知識を参考にしつつ、上手に過ごすようにしましょう。

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赤ちゃんは受精卵になっていない状態

赤ちゃんは「受精卵」になっていない状態です

この時期の赤ちゃんはまだ「受精卵」ではなく卵子と精子の状態であり、何とその大きさは0.1ミリにも満たない大きさです。この状態を過ぎると、「細胞」として存在している受精卵が細胞分裂を繰り返しながら成長していくのですが、まだ0週の段階ではそういった成長は見られません。

成長段階で「本体(赤ちゃん)」となる部分と「赤ちゃんのための栄養」に分かれるようになり、そこからどんどん、赤ちゃんの器官などが発達していくのですが、0週の段階ではまだ「そのための準備」をしている段階であり、赤ちゃんが子宮を目指して泳いでいる状態なのです。

まだ着床もしていない=胎児も存在しない

まだ着床もしていない=胎児も存在しない

妊娠0週=着床した時期、という風に思い込んでいる方も多いのですが、基本的に着床するのは排卵日から一週間~10日ほど経った頃です。

この段階ではまだ着床もしておらず、お腹の中にも胎児がいないので、胎児の様子を窺うといったこともできませんし、胎児の身に起きる症状といったものもありません。

胎児の基となる卵子はこれから成熟

胎児の基となる卵子はこれから成熟する

この時期の卵子はまだ卵巣内にあって、毎月1回の排卵のために活動を始める10~20個の卵子の内1つだけが成熟していきます。

0週0日の卵子の大きさは0.1mmで卵子を囲む卵胞は4~5mmの大きさですが、排卵日に近づくにつれて成熟し排卵日直前に卵胞は20mmもの大きさになります。卵子や精子が元気だと胎児にも良い影響を与えるのは皆さんご存知ですが、卵子の質を向上させる為には今からでは間に合いません。

卵子の元となる細胞が成長するには90日、そして原始卵胞から排卵まで成長するにはなんと5ヶ月以上も時間がかかるのです。妊活をしている方、とくに高齢出産の方は日ごろの生活習慣を長期にわたって整える必要があります。

妊娠10週までは胎児ではなく「胎芽」

妊娠10週までは胎児ではなく「胎芽」この時期はまだお腹に胎児もいない状態であり、妊娠もしていない状態なのですが、妊娠したとしてもすぐにお腹の中に胎児が出来るわけではありませんし、妊娠10週目までの赤ちゃんは「胎芽」という風に呼ばれます。胎芽の状態の赤ちゃんは非常に小さく、細胞として存在しているので、胎児と呼べるほど人の形をしていないのです。

胎盤もまだ作られていない状態

胎盤もまだ作られていない状態 胎盤は赤ちゃんを育てるためのベッドのようなものであり、胎児の成長には必要不可欠なものです。しかし、0週目の段階ではまだ、身体の中で胎盤は作られていません。胎盤はあくまでも受精卵が着床した後に、子宮の中で作られるものであり、まだ卵子と精子が結合していないこの段階では胎盤は作られていないのです。

この段階の赤ちゃんはレースをしている

精子のイメージ

0週目の状態は、まだ妊娠していない状態です。性交後、3億を超える数の精子が卵子の中を目指してレースをおこない、最も早く中に侵入したものがその後、赤ちゃんとして成長していくようになるのですが、0週目の段階はまさにその「レース中」の段階であり、受精卵にもなっていない状態なので、母体には何の変化も感じられません。

つまり、赤ちゃんが成長することになるのはその後、何周も過ぎてからということになるのですが、一応生物学上、0週の段階でも赤ちゃんは細胞として成長しているので、妊娠0週目という風に数えるのです。

排卵誘発剤を服用するタイミングは

排卵誘発剤を服用するタイミングは

中々妊娠せず不妊治療を行っているカップルも多いですね。治療の第一段階として、基礎体温と排卵検査で排卵日を計るタイミング法と、それに合わせて排卵誘発剤を服用します。

検査の結果次第では注射を勧められる場合もありますが、服用薬と注射では効果も飲む期間も異なります。

しかし効果の高い飲み方があります。それは生理5日目から5日間続けて1日1錠服用する事です。治療をしている方はぜひ飲み忘れないよう気をつけてください。(医師の指導にしたがってください。)

妊娠週数の数え方

妊娠週数の数え方を覚えておくと症状も理解しやすいg

0週の時点から母体には変化が現れるようになり、10週、20週と経るごとに胎児の様子や母体の症状も変わってくるのですが、やはりそういったものを理解するためには、「妊娠週数」を理解しなければなりません。

妊娠週数とは、最後の月経の初日を0日目として妊娠の周期を数えていく方法であり、妊娠週数を理解しておかないと、自分が今どの段階にいるのかといったことが理解できなくなってしまいます。

まず1週間を7日とする所は同じなのですが、0日~6日となり7日というのはありません。例えば妊娠3週6日目の翌日は、妊娠4週目0日となります。そしてそれが4週、つまり28日で1ヶ月と数えます。生理周期が28日の方は、生理が来ない事で妊娠を自覚するのが4週0日目なので、その時点ですでに妊娠2ヶ月に入っています。

理解しておけば、胎児や母体の状態もよりしっかりとチェックできるようになるので、覚えておきましょう。

妊娠0週目=生理中です

妊娠0週目の時期は生理の初日の段階であり、妊娠検査薬を使っても陽性反応が出ない時期なので、ほとんどの場合は通常通りの生理としてその期間をすごします。

まだ妊娠していないので、いつも通り過ごすことができますし、生理中にありがちな症状(身体の冷え、貧血)はあっても、それ以外の妊娠に近い症状というのは出ません。普段通り、仕事をしつつ、家事をしつつ、過ごすことができてしまいます。

母体にはまだ変化は現れない

母体にはまだ変化は現れない

この時期は、お腹もまだまだ膨らんでおらず、妊娠しているわけでもなく、妊娠することに気づくキッカケとなるような症状もほとんどないため、妊娠0週目であることに気づかずに過ごす方が大半です。

妊娠検査薬を使っても妊娠0週の段階ではまだ反応しませんし、つわりなどといった自覚症状もなく、妊娠三週目になるまではそのような状態が続くのです。

つわりや頻尿といった症状もない

つわりや頻尿といった症状もない

妊娠してから何ヶ月も経過すると、やはりつわりや頻尿といった症状が出てくるのですが、0週の段階ではそういった症状もまったく現れません。

妊娠していないので当たり前といえば当たり前なのですが、若い方の中には性行した後に必ず妊娠し、0週目の段階でつわりに襲われるようになる筈、と信じ込んでしまっている方もいるので、そういった方はまず、0週目~4週目辺りまでに起きる妊娠にまつわる症状をチェックするようにし、はやとちりしないように気をつけるようにしましょう。

レントゲンは影響しない

レントゲンは影響しない

妊娠中にレントゲンをとると胎児が被爆して奇形や精神発達遅延になる可能性が高くなるとして、不安を覚える方も多いです。しかし、受精する前はもちろんですが受精して着床するまでの期間にレントゲンをとったとしても、影響は全くありません。

受精後9日までに受精卵が死亡してしまう被爆量は100mSVですが、一番被爆量の多い骨盤CTは79mSVと繰り返し検査を受けない限りは問題ないと考えてよいでしょう。

ただし器官形成期が始まる妊娠4週目から12週目までに上限を超えて被爆すると奇形の可能性が高くなるので、生理周期が一定でない方は充分注意しましょう。反対に言えばレントゲンを必要とする歯の治療は、今のうちにしてしまった方が胎児への影響を考えなくて済みます。

この時期に飲んだ薬の影響について

この時期に飲んだ薬の影響について

妊娠すると、それ以降は過敏な時期に突入するので、薬に注意が必要となってきますし、あらかじめ医師にOKをもらった薬のみ使えるような状態になります。

お腹に赤ちゃんがいるとそのような過敏な状態になるので、「妊娠0週目の段階で飲んだ薬の悪影響も受けてしまうのではないか」と心配する方がいるのですが、妊娠0週目の段階ではまだお腹に赤ちゃんがいないので、薬の悪影響を受けることはありません。心配する必要はないので、0週目の段階に飲んだ薬のことは良しとしましょう。

妊娠検査薬の用意について

妊娠検査薬の用意について

この時期は身体が妊娠を目指して動いている時期であり、妊娠検査薬の用意は必要ない時期に該当します。

実際、身体の中の赤ちゃんも卵子や精子といった状態なので、妊娠0週であるにも関わらず妊娠していることを確認できないといった時期なのですが、それでもやはり、なるべく早く妊娠検査薬を使っておいた方が何かと安心ですので、「最終月経の初日かもしれない」と感じた日があれば、その日から数えて4週間ほど経った時点で、妊娠検査薬を用意しましょう。その頃になると、妊娠したかどうかが確認できる状態になっています。

中には身体がだるくなる人も

中には身体がだるくなる人も

この段階では、体調にも変化はほとんど現れませんし、自覚症状もありません。しかし、一応体内ではhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)と呼ばれる成分が分泌されていたり、プロゲステロンと呼ばれる黄体ホルモンが分泌されていたりするので、だるさを感じる人もいます。

だるさを感じなかったからといって何か問題があるというわけではないので、だるさを感じなかったとしても不安に思う必要はありません。

自覚症状のない期間はゆっくり過ごす

自覚症状のない期間は肩の力を抜いて過ごすことが大事

子どもができることを楽しみにしている夫婦の方などは、妊娠0週目の段階から「きちんと着床してくれるだろうか」と緊張しながら過ごしてしまいがちです。

しかし、待っても待っても着床しないこともありますし、毎回毎回、月経初日を緊張しながら過ごすようだと、メンタル面に問題を抱えてしまいます。妊娠したことがわかれば嫌でも、その後は毎日のように緊張し続けることになるので、妊娠0週の段階はまだ緊張しなくても良いのです。

葉酸は月経前症候群を防ぐ

葉酸は月経前症候群を防ぐ

葉酸は胎児の先天性の神経異常を防ぐ効果がありますが、妊娠していない今の時期でも月経前症候群の症状を軽減するという大きな効果があります。

生理前にイライラしたり下腹部痛・頭痛に悩まされる方も多いこの月経症候群は、原因ははっきりしていないのですが、葉酸を含むビタミンB群には月経前症候群に関わる神経伝達物質を合成する働きがあり症状を軽減すると研究結果がでています。

また葉酸にはホルモンバランスを整える働きもあるので、hCGホルモン多量分泌で起こるつわりも和らぐという効果があります。

まとめ

妊娠0週目の時期は、妊娠していることを確認できない時期ではあるのですが、身体を大切にするべきといった点に変わりはありませんし、計画的に子作りに励んでいる方は、常に身体を冷やさないように気をつけましょう。身体が冷えていると妊娠しづらくなってしまいますし、月経初日から終日にかけての期間も必ず、身体を温めるようにして無理せず過ごすようにしてみてください。

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