二人目のつわりについて知っておきたいこと 辛い?軽い?

二人目のつわりについて知っておきたいこと 辛い?軽い? 妊娠中

可愛い赤ちゃんを出産し、育て、そろそろ落ち着いてきたから二人目が欲しいな、と考えているお母さんも多いのではないでしょうか。しかし、二人目は欲しいけれど、またつわりが不安という方も多くいらっしゃいます。

辛いつわりを経験したからこそ躊躇する気持ちはわかりますが、実際には二人目の時につわり症状はどう現れるのでしょうか。さまざまなケースを元に知っておきたいさまざまな情報を幅広くご紹介します。

二人目のつわりが怖い?

つわりの辛さ

二人目は欲しいけれど、つわりが怖い、そんなお母さんは辛いつわりを経験していることがほとんどです。つわりは妊婦によって症状の出方が全く異なります。

全くつわりがない妊婦の方もいれば、つわりがひどくて入院までする妊婦の方もいらっしゃるのが現状です。次にどのようなつわりが来るかわからないからこそ、二人目の妊娠に二の足を踏んでいるお母さんが多くなっているのです。

つわりの原因は

つわりの原因

辛いつわりを経験した妊婦の多くが、何であんなに辛かったのだろう?と思うのではないでしょうか。実際のところ、妊娠初期を過ぎればつわり症状は治まるのがほとんどです。ある日突然ピタリとつわりがなくなることも多く、戸惑う妊婦も多いでしょう。

では、つわりの原因は一体何なのでしょうか。諸説さまざまありますが、一番多く言われているのは妊娠初期の頃に作られる胎盤の影響だと言われています。赤ちゃんに栄養と届ける胎盤は、妊娠初期の頃に作られて完成するもので、胎盤が完成すると安定期に入るため、そう考えられているのです。

さまざまなつわりの症状

さまざまなつわり

つわりの原因には諸説ありますが、つわりの種類はバラエティ豊かに出てきます。簡単につわりの種類について触れておきましょう。

一般的なのが、食べると気持ち悪くなるつわり。逆に食べていないと気持ち悪くなる、食べつわり。さまざまな匂いに敏感になり、満員電車に乗れなくなる匂いつわり。

とにかく大量のよだれが出てくる、よだれつわり。睡眠薬を飲んでいるかと思うほど睡魔に襲われる、眠りつわり。などどのつわりも日常生活に影響するため、長引いたり重くなったりすると辛い思いをすることになります。

一人目と二人目のつわりの違いは?

同じつわりは来ない

一人目の時に辛いつわりを経験すると、二人目の妊娠でも同じようなつわりが来るのではと不安になる方がたくさんいます。しかし、実際のところ同じつわりが同じように来るといった例は少ないのです。

二人目の妊娠では全くつわりが起きなかったという人もいらっしゃいますし、逆に二人目の方がつわりが辛かったという方もいらっしゃいます。

基本的には、出産を経験するほど妊娠中に起きるつわりは軽減されると言われています。しかしさまざまな要因が重なったり、身体の健康状態によりつわりの状態が強く出たり弱く出たりと変化してしまうのでしょう。

二人目のつわりが軽い意見・理由

二人目のつわりが軽い意見・理由

一人目と二人目の妊娠中、つわりの程度は人によってまったく異なります。

二人目の方が軽かったまたはつらかったたという意見に分かれますが、つわりが軽かったという方は体質や環境も原因の一つですが、その他には上の子を保育園に預けて働いていたとか、上の子の世話に追われているうちに気がついたらつわりが終わって安定期に入っていた、なんていう理由が挙げられます。

一人目の時と同様に、何かに集中しているとつわりの事は考えずに済むため軽く感じられる、という事なのでしょう。もちろん疲れやストレスが一人目の時よりも溜まっていますから、あれこれ集中しすぎるとぶり返しが来る可能性があるので気をつけましょう。

二人目のつわりがつらい意見・理由

二人目のつわりがつらい意見・理由

二人目のつわりが辛いのは、単につわりそのものが重いからというわけではありません。実は軽めのつわりでも、辛く感じることがあるのです。

それは一人目の子供がまだ小さく手がかかるという点が挙げられます。一人目の妊娠の時は、初めての妊娠であることから周囲のサポートもあり、多少つわりが重くても乗り越えていくことができます。

しかし、二人目でつわり症状が出てくると、家族のサポートがあったとしても一人目の子供に手がかかるため、ゆっくりと休むことはできないのです。

上の子の世話で安静にできない

動き回る子供と体力

二人目を妊娠して、つわり症状が出てきたとしても、一人目の子供が小さいと安静に寝てばかりはいられません。動き回って転んで泣く、ご飯を食べればこぼす、相手をしてくれないとすねてしまう、何をしてもイヤイヤと拒否する、など子供とのコミュニケーションは一筋縄ではいきません。

自分の身体もお腹の赤ちゃんも大切にしなければならないけど、目の前の我が子も大切にしなければと真面目に考えれば考えるほど、ストレスは増幅して、よりつわりが悪化してしまうことがあります。頑張りすぎないように、周囲にサポートを積極的にお願いするのが良いでしょう。

一人目の日記や記録を見直す

記録をチェック

二人目を妊娠してつわりがひどい場合、一人目の妊娠の時につけていた記録をもう一度チェックしてみましょう。

つわりの時に食べることができたものや、何をしたらつわりが軽くなったのか、思い出すことができます。つわりは起きている最中は辛いものの、安定期に入ってしまえばケロリとしてしまうことも多いため、すぐに忘れてしまう方も多いのです。

また、出産や育児などでどんどんつわりの印象が薄まってしまうため、自分がどのようにつわりに対処していたのかわからなくなってしまうこともあります。そんなとき、記録をつけていればその実績をもとに今のつわりと向き合うことができますし、過去につわりを乗り越えた経験を思い出して、気持ちが楽になるでしょう。

つわりが辛く安静したい場合は?

きちんとお母さんの体調を伝える

きちんとお母さんの体調を伝える

幼い子どもでも、お母さんの様子には非常に敏感です。お母さんが体調を崩して寝ていると不安になって泣いてしまったり、心配になってそばを離れないなんて子どもも珍しくありません。

お母さんが何も言わないと余計心配してしまうので、なるべく簡単に今の自分の体調を伝えるようにしてみてはいかがでしょうか。「お母さんはおなかが痛いです。だから一緒に遊べないけど、元気になるまで応援してね」と上の子のサポートも一緒にお願いしてみれば、子どももきっと理解してくれるでしょう。

子供は色々見ていますから、分からないからと決め付けずきちんと説明するのも子供の精神安定のためには大事です。

夫に最大限の協力をしてもらう

夫の理解

二人目の妊娠がわかったら、夫にきちんとつわりについて話しておきましょう。一人目のつわりと異なる場合は、違う部分について伝えておきます。男性は妊娠の経験ができないので、言葉にしなければ伝わらないのです。

特に、軽度のつわりであっても、一人目の子供が小さく負担が大きいことはきちんと伝えておくべきです。

休日には子供と二人で出かけてもらったり、仕事が終わって帰ってきたら、お風呂に入れたり寝かしつけてもらうなど役割分担を決めておきましょう。自分の負担が少しでも減るとわかれば、気持ちも楽になります。

実母にサポートしてもらう

実母にヘルプ

二人目を妊娠して、つわりがひどい場合は、実の母親に連絡してサポートしてもらいましょう。

定期的に来てもらって家事をサポートしてもらったり、一定期間、一緒に暮らしたりしてもらうのも助かります。つわりは妊娠初期をすぎれば落ち着きますので、2~3ヶ月はめいっぱい甘えさせてもらいましょう。

自治体のファミリーサポートを頼る

自治体のファミリーサポートを頼る

二人目の妊娠中は一人で全て頑張るのではなく、周りの人に上手く協力してもらうのが大きなポイントです。特につわりが酷い方は、短時間でも上の子の面倒を見てもらうだけでホッとできるのではないでしょうか。

実家に短時間戻ったりするのも方法の一つですが、何らかの都合で両親やパートナーにお願いできない場合は自治体のサービスを活用しましょう。

子育て支援事業の一つであるファミリーサポート制度は、育児の援助を受けたい人と行いたい人がそれぞれ登録して条件に合わせて紹介するというシステムで、気軽に利用できます。つわりで動けない・短時間でもいいから一人でゆっくり寝たいと思う方は自治体に確認してみては。参考※サポートセンター検索

保育所の利用してみる

保育所の利用

一人目が小さくて手がかかるなら、保育所を利用してみるのもひとつの方法です。仕事をしていないから幼稚園までは入れなくても良い、と考えていた方も、二人目の妊娠で負担が大きいと感じるなら、一時的でも保育所に預かってもらうと楽になります。

妊娠初期のつわりが起きているときだけに限定しても良いですし、これを機に保育園デビューしてもらうのも良いでしょう。つわり症状が落ち着いたあとは、お腹がどんどん大きくなってさらに動きづらくなります。

また、出産後は赤ちゃんの世話で手一杯になりやすいので、今のうちから保育園になれておけば安心です。

子供に手伝ってもらう

子供のサポート

一人目の子供がまだ小さいと、自分がサポートしなければとつい考えてしまいがちです。しかし日々成長している子供たちは意外としっかりしている部分もあるので、ちょっとサポートしてもらうのもひとつの方法です。

例えば、身体がだるい時には背中をトントン叩いてもらったり、身体が冷えるときには毛布を運んでもらったりするのも良いでしょう。頼ってみると意外と子供ががんばってお母さんをサポートしようとしてくれます。

また、お母さんが今、大変な状態だと理解しやすくなるため、過剰に甘えたりすることも減ってくると言います。子供扱いしすぎず、頼ってみるのも成長のために良いことかもしれませんね。

子供と一緒に気分転換も大切に

子供と一緒に気分転換も大切に

子どもの世話で自分の休む時間がない、夫は忙しくサポートを期待できない、とつわり真っ最中に全て自分でやらなければならないと思うとイライラしますよね。お母さんのイライラが子どもに伝わって泣いたりぐずったり、更にイライラが増してしまう可能性もあります。

つわりでも体調の良い日があれば、子どもをつれて外に出かけてみましょう。公園や散歩で子どもが楽しく遊んでいる間に、お母さんも外の空気に触れて気分転換が出来ます。一緒に無理して遊ぶ必要はなく、ベンチに座ってみているだけでも気分が軽くなるのではないでしょうか。

まとめ

二人目のつわりについてご紹介しました。一人目のつわりが辛かった場合や、小さな子供を抱えている状態でのつわりには不安が伴うと思います。

しかし、周りのサポートがあればきっと乗り越えていくことができるでしょう。兄弟ができる喜びは一人目の子供にとっても嬉しいことですので、ぜひ積極的に二人目へとトライしてみてください。