妊娠すると、嬉しくなって周囲の人たちに知らせたくなりますよね。そんなとき、必ず言われるのが「そのお腹の出方は男の子だよ」「甘いものが食べたくなったら女の子」「妊娠中は宝くじ当たるらしいよ」などのジンクスです。
妊娠や出産には、さまざまなジンクスが絡んでおり、都市伝説化しているものもあります。中には古くから言い伝えられてきた迷信、言い伝えもあるため、聞き過ごせない方も多いのではないでしょうか。そこで、妊娠や出産に関するさまざまなジンクスについて、詳しくご紹介していきましょう。
妊活・妊娠に関するジンクス迷信
まだ妊娠しておらずこれから赤ちゃんを授かりたいと考えている方だと、妊娠に関するジンクスは気になりますよね。そこで、妊娠に関するジンクスをまとめてご紹介しておきましょう。
妊娠する風水のジンクス
妊娠を呼び込みやすいジンクスとして、多くの方に支持されているのが風水に関するジンクスです。
緑色で子宝運アップ
風水では家の南西に緑色のものを置くと子宝運がアップすると言われています。緑色の植物や緑色のカーテン、緑色の置物などを置いてみるようにしましょう。
オレンジ色とピンク色で運気アップ
受胎カラーと言ってピンク色やオレンジ色が運気を掴めると考えられているため、服の色や身に着けている小物の色、メイクの色などに取り入れてみるのも良いでしょう。ピンク色やオレンジ色のアイテムをベッドルームに置くのもオススメです。
ザクロの絵で運気アップ
ザクロの絵にも、風水的に妊娠しやすくなるというジンクスがあります。ベッドルームにザクロの絵を飾っておくと運気がアップしやすくなるでしょう。
妊娠するグッズのジンクス
妊娠を呼び込みやすいジンクスとして、さまざまなグッズも重宝されています。
クマのプーさん効果で妊娠する?
クマのプーさんには、妊娠しやすくなるというジンクスがあるため、ベッドルームに飾るのがオススメです。特にベッドの北側に置くと効果的だと言われています。クマのプーさんを置くことに抵抗がある方は、オレンジ色のぬいぐるみや置物を置くようにしましょう。
さるぼぼ効果で妊娠する?
御土産品としても人気のある、飛騨地方赤いさるぼぼ人形にも、妊娠しやすくなるというジンクスがあります。さるぼぼは、赤ちゃん猿という意味で、子宝に恵まれるだけでなく、夫婦円満や良縁を呼び込むアイテムとしても人気です。お部屋に飾ったりカバンにつけたりすると良いでしょう。
キティちゃん効果で妊娠する?
キティちゃんグッズにも、妊娠しやすくなるというジンクスがあります。こうのとりキティという、こうのとりが御包みに包まれた赤ちゃんキティを運んでいるアイテムが人気です。ピンクは女の子、ブルーは男の子を授かると言われており、夫婦一緒に持つとさらに効果がアップするとされています。くちばしに包んでいるベビーキティ―が自然と取れていたら、妊娠が近づいている可能性が高まっているというジンクスもあります。
また、ベビーキティがプリントされた母子手帳カバーを持つと、妊娠しやすくなるというジンクスもあります。
ベビー靴効果で妊娠する?
車の後部座席にベビー靴をぶら下げておくと、妊娠しやすくなると言われています。これは、アメリカなどの外国で広まっているジンクスです。
子宝草効果で妊娠する
子宝草は、その名の通り子宝に恵まれていると言われている植物です。子宝草は、たくさん小さな葉っぱが出てきますし、出てきた葉っぱを株分けして植えると簡単に増えていくため、子宝を望む人に人気の植物となっています。
妊娠菌のジンクス
妊娠を呼び込みやすいジンクスとして、実際に妊娠している女性から「妊娠菌」を授かるというのも有名です。どのような妊娠菌ジンクスがあるのか、ご紹介しておきましょう。
妊婦のお腹を触ると妊娠する?
妊娠菌を授かるジンクスとして、妊娠中の妊婦のお腹を触らせてもらうということがあります。妊娠時期に関わらず、妊婦のおなかはたくさんナデナデさせてもらうようにしましょう。また、妊婦に自分のお腹を触ってもらうのも効果的だと言われています。
妊婦が使用しているアイテムに触れると妊娠する?
妊娠菌を授かるジンクスとして、妊婦が普段使用しているクッションやイスなどに触れさせてもらうという方法もあります。妊婦のお宅に遊びに行ったときは、普段座っているイスに座らせてもらったり、クッションに触れたりするようにしましょう。また、使っているタオルなどのアイテムを譲ってもらったり借りたりするのもオススメとされています。
陣痛中に赤富士絵をかいてもらうと妊娠する?
妊婦に陣痛が起きている時に、赤富士を描いてもらい、その絵をもらうと妊娠しやすくなるというジンクスがあります。ただ、陣痛は始まったばかりの頃なら間隔があいているため、絵をかく余裕はあるかもしれませんが、陣痛中に絵をかく行為はなかなかハードルの高いジンクスでもあります。妊娠したい気持ちを押し付けすぎて、妊婦に無理をさせないようにしましょう。
食べ物系のジンクス
妊娠しやすいジンクスとして、「これを食べれば妊娠しやすくなる」というものもあります。どんな食べ物が妊娠しやすくしてくれるのか、ご紹介していきましょう。
数の子効果で妊娠する?
お正月に食べるイメージのある数の子ですが、もともと子孫繁栄や子宝を願う食べ物としておせちに入れられています。そのため、古くから妊娠したい女性に重宝されている食べ物です。
数の子には、ビタミンEが含まれており、生殖機能を活発にすると言われているため、栄養面から見ても妊娠をサポートしてくれると言えるでしょう。
ざくろ効果で妊娠する?
ざくろや、ざくろジュースを女性が飲むと、妊娠しやすくなるというジンクスもあります。ざくろには、女性ホルモンに似た作用を起こす成分が含まれているため、妊娠しやすい身体づくりには欠かせない食べ物です。
風水でもベッドルームにざくろの絵を飾ると子宝運がアップすると言われているため、妊娠に関してパワーの強い食べ物のひとつと言えるでしょう。
桃効果で妊娠する?
旦那さんに桃を食べさせると妊娠しやすくなるというジンクスもあります。生の桃でも良いですし、缶詰の桃やジュースでも構いませんので、旦那さんに口にしてもらうようにしましょう。
餃子効果で妊娠する?
餃子には、財運をアップする効果があると中国で言い伝えられていますが、実は子孫繁栄の効果もあると言われています。中国語で赤ちゃんを授かる意味の「交子」は、餃子と同じ発音だからです。餃子には肉や野菜もたっぷり入っており、スタミナもつけやすいため栄養面的にも妊娠の確率をあげてくれるでしょう。
アワビ効果で妊娠する?
アワビは、毎年伊勢神宮に奉納される縁起の良い食物のひとつとして知られています。神様が食べているものを口にすることで、妊娠しやすく、安産にも結びやすいと言われているのです。また、戌の日にアワビを食べて安産祈願する風習のある地域もあります。アワビだけでなく肝にも栄養がたっぷり詰まっていますので、丸ごと頂くようにしましょう。
神社の食べ物効果で妊娠する?
子宝に恵まれると評判の神社や、安産祈願で有名な神社などで振る舞われる食べ物にも、妊娠効果をアップするジンクスがあります。有名どころで言えば、水天宮系の神社が良いでしょう。宇美八幡宮の子安餅や岡山県の岩井の水なども人気です。近所で評判の神社を探し、食べ歩きしてみるのも良いでしょう。
妊娠中の妊婦のジンクス
妊娠中も、さまざまなジンクスが言い伝えられています。その多くが、「○○だと男の子、女の子」という性別に関するジンクスです。他には、赤ちゃんに影響してしまうと言われているジンクスもあります。
お腹の出方で姓別判断?
妊娠中のお腹の出方で、性別を判断するジンクスでは、お腹が突き出たり尖がったりすると男の子、腰回りがふっくらしたり、丸い形をしたりしていると女の子だと言われています。
妊婦の顔つきで性別判断?
妊娠中の妊婦の顔つきが、きつくなったり男っぽくなると男の子、優しくなったり女性らしさが強くなると女の子だと言われています。赤ちゃんの性別によってホルモンが作用すると考えらえていますが、表情の印象は人によって異なるため、意見が分かれることも多いジンクスです。
つわりのひどさで性別判断?
妊娠中につわりがひどいと、男の子、弱いと女の子というジンクスがあります。しかし、その一方でつわりがひどいと女の子というジンクスもあります。つわりが起きる原因はまだ解明されておらず個人差も大きいため、信ぴょう性としては低いジンクスだと言えるでしょう。
食の好みで性別判断?
妊娠中に魚を好んで食べるようになると男の子、肉を好んで食べるようになると女の子というジンクスがあります。その他にも、塩辛いものを好むと男の子、甘いものを好むと女の子、妊娠前に野菜中心の食事だと男の子、肉中心の食事だと女の子、というジンクスもあります。
火事を見ると赤ちゃんにアザができる?
妊娠中に火事を見ると、赤ちゃんにアザができてしまうというジンクスもあります。火事は衝撃的なものですし、燃え広がるとすべての財産を失うため、妊婦はそのような危険な場所に行くべきではないと考えられたジンクスだと言われています。
トイレ掃除でかわいい子が生まれる?
妊娠中にトイレ掃除を毎日すると、目のキレイな可愛い赤ちゃんが産まれてくるというジンクスもあります。トイレ掃除はしゃがんで行うため、骨盤の柔軟性をあげてお産がしやすくなるとも言われているので、トレーニングも兼ねて行うと良いでしょう。
お葬式に出てはいけない?
妊娠は命がけのものですから、死に近いお葬式に出ると難産になったり死産になったりするというジンクスが古くからあります。どうしても参加しなければならない時は、腹帯の中に鏡を入れると難を免れると言われています。
電磁波が多い職業だと女の子?
電磁波を毎日浴びているような職業に付かれている方には女の子が生まれやすいと言われています。しかし、電磁界情報センターによれば動物を使って電磁界における出生率の変化を実験していますが、その結果に性別の差は現れていないと言われています。参考:電磁界情報センター Q&A 健康影響
おそらく自分の周りの人に電磁波を使う職業が多く、加えて女の子も多く生まれたという偶然の結果からそのような説が生まれたのだと考えられます。
女の子が欲しい方は残念に思われるかもしれませんが、電磁波が多い環境にあるからといって必ずしも女の子が多く生まれるとは限りません。
陣痛・出産のジンクス
陣痛を早めるジンクスや、出産に関するジンクスも数多く存在します。初産の方にとってはジンクスを知っておくことで安心できる部分もあるのではないでしょうか。
出産の月のジンクス
陣痛や出産は、満月や新月、満潮時に起きやすいと言われています。ヒトの身体は水分で多くできており、月の引力が関係していると考えられているからです。赤ちゃんは羊水という水に浮かんでいるため、月の引力が作用する部分もあるのでしょう。
陣痛の食べ物のジンクス
臨月に焼肉やカレーを食べたり、オロナミンCやラズベリーリーフティーを飲んだりすると、陣痛が起きやすくなるというジンクスもあります。化学的な根拠はありませんが、子宮収縮に関係したり、スタミナがついたり、カフェインや香辛料が刺激になると考えられています。
お迎え棒のジンクス
臨月に性行為を行うと、子宮収縮が促されて陣痛が起きやすくなると言われています。ただ、性行為を行うことで雑菌に感染し破水してしまう恐れもあるため、リスクの高いジンクスと言えるでしょう。
床掃除、雑巾がけの陣痛ジンクス
臨月に床掃除をすると、陣痛が起きやすくなると言われています。雑巾がけは四つん這いになって身体を大きく使いますし、股関節や骨盤を開いて使うため、それが刺激になって陣痛を呼び起こしやすくなると考えられています。
古くからのお産スタイルでは、臨月に積極的に家の中を掃除し、全身を動かすことが勧められていますから、信ぴょう性の高いジンクスだと言えるでしょう。
臨月の運動のジンクス
臨月に、スクワットを行ったり、階段の上り下りをしたり、ウォーキングをしたりすると、陣痛が起きやすくなると言われています。これも、医学的に推奨されている方法で、身体を動かすことで柔軟性を高め、体力をアップすることができると言われています。
お産にはたくさんの体力を使いますし、骨盤や筋肉に柔軟性があることでお産がスムーズになります。軽い運動だけでなく、会陰マッサージや乳頭マッサージも行っておくと、よりお産が楽になるでしょう。
まとめ
妊娠や出産に関するジンクスについて幅広くご紹介しました。古くから言い伝えられているものもあれば、聞いたことのないものもあると思いますが、中には化学的に根拠のあるものもあります。また、ジンクスと言われているものでも信じることでそれが本当になることもあります。
妊娠や出産に関するジンクスを信じるのも、信じないのもそれぞれの自由ですが、一番大切なのは気持ちが楽になる方を考えるということです。妊娠中は楽しく過ごし、出産はリラックスして臨めるように、ジンクスをうまく活用していってください。