妊娠したかも?と気づく19の症状とは?小さなサインを見逃ない為に

妊娠したかも?と気づく15の症状とは?小さなサインを見逃ない為に 妊娠初期

最近なんだか身体の調子が優れない。風邪っぽいような気がするけど、咳も鼻水も出ない。そんな症状が現れたら妊娠しているかもしれません。実際に妊娠したかもと思うのは、このような小さな体調の変化であることが多いのです。

赤ちゃんからの小さなサインを見逃さないよう、もしかしたら妊娠したかも?と感じる体調の変化にはどのようなことがあるのか、詳しくご紹介していきましょう。

目次

1.長引く微熱

長引く微熱

もしかしたら妊娠したかもしれないと思ったエピソードとして多いのが、長引く微熱です。風邪の症状はないのに、ずっと微熱が続いている状態になったとき、妊娠しているかもしれないと気づくケースがとても多いのです。

平均すると37℃~37.5℃位の微熱が続くことが多く、いわゆる高温期が持続している状態のことを言います。

2.高温期の継続

高温期の継続

妊娠しているかもしれないと気づくエピソードとして、次に多いのが高温期の継続です。妊活している女性なら、基礎体温を測って記録していますから、すぐにピンとくると言います。

実際に妊娠検査薬を試してみると、陽性反応が出ることも多く真面目に記録と付けている女性ほど、早く気づく傾向にあります。

3.身体のだるさ

身体のだるさ

微熱に続いて、だるさも妊娠しているかもしれないと気づくポイントになります。二日酔いのような気だるさがずっと続き、何をするにも身体が思いと感じてしまうようです。

意味もなくボーッとしてしまうことも多く、仕事中に何度も注意されることから、体調の変化に気づく方もいます。

4.珍しい頭痛

珍しい頭痛

妊娠の兆候として、普段頭痛など出ない体質なのに、急に頭痛に見舞われる方もいらっしゃいます。頭がズキズキといたんだり、重く感じたりすることが多く、中には静かに眠っていられないほどひどくなる人もいるようです。

血圧や自律神経の変化が影響していると考えられます。

5.めまいが起きる

めまいが起きる

受精卵が着床してからすぐに、お母さんの身体は血液を増やしてお腹の赤ちゃんへ酸素や栄養を送る用意を開始します。血液量が増えるのですが、血液を増やすといっても赤血球はあまり増えずに、血液の循環を促すために水分が増えるので、結果として妊娠中は鉄欠乏性貧血になりやすくなるのです。

そのため妊娠前から貧血の方は、妊娠を自覚する前からめまいや立ちくらみが多くなり、いつもの貧血とは何か違うと思う方もいるかもしれません。

元々貧血とは縁が無いような方はこの時期はあまりめまいを感じる事は少ないのですが、食事内容によっては妊娠中期・後期になってから貧血を起こす可能性がありますので、注意しましょう。

6.お腹の重さ、痛み

お腹の重さ、痛み

痛みが出るのは頭だけではありません。お腹にも症状が現れることがあります。お腹全体が張っているように感じたり、重く感じたり、時折ズキっと痛むなど、人により症状の出方はさまざまです。

また、生理前のお腹の重さと似ていることから、そろそろ生理が来るのでは?と勘違いする人も多くいます。

7.胸の張り

胸の張り

生理前症状と勘違いしやすいものとして、胸の張りもあります。胸が苦しくなったり、乳首が敏感になったりと僅かな変化が訪れるようです。

比較的、生理前にこのような症状が出る人ほど、妊娠した時に同じような症状が現れる傾向にあるようです。もちろん、普段は全く胸の張りを感じないのに、突然感じる方もいらっしゃいます。

8.乳頭の色が濃くなる

乳頭の色が濃くなる

生理前は胸が張る方も多いですが、その張り方がいつもとちょっと違う事から妊娠を思いつく事も珍しくありません。また乳頭の色がなんだか濃くなったと感じる時も、妊娠の可能性を考えた方がよいでしょう。

受精後はプロゲステロンとエストロゲンが、通常の生理周期に分泌される量よりもはるかに多く分泌されるようになりますが、これらの女性ホルモンはメラニン色素を刺激する作用を持っている為、分泌量が増え始めたこの時期から少しずつ目立つようになります。

乳頭の他には、脇や外陰部など元々メラニン色素が多い部分がなりやすいのですが、色の白い方ならすぐに分かるかもしれませんね。

9.とにかく眠たくなる

とにかく眠たくなる

どんなに睡眠時間を長くとっても、全く眠気が取れないというのも、妊娠している女性に多く見られる症状です。寝ても寝ても寝足りないという状態が続くことから、もしかしたら妊娠したかも?と気づくようです。

異常な眠気は、脳が身体を休めようとしているサインとも言われています。大切な時期だからこそ、身体に無理をさせないよう、眠気でブレーキをかけているのです。

10.匂いに敏感になる

匂いに敏感になる

今までは何とも思っていなかった匂いが、急にキツく感じることがあります。タクシーのタバコの臭い、雨の日の満員電車の湿気っぽい臭い、また、上司の加齢臭がきつくなったように感じるケースもあるようです。

匂いに敏感になるのは、防衛反応が強くなるからと言われています。匂いを敏感に察知し、有害なものからできるだけ避けるようにするためです。タバコやアルコールの匂いも気になりやすいものですが、男性の匂いが気になるのは、オスを遠ざけようとする潜在意識が働いているからとも言えます。

近頃匂いに敏感になってきたかな?と思ったら、妊娠したかも?と疑ってみましょう。

11.よだれが止まらない

よだれが止まらない

お腹が空いているわけでも、梅干を見たわけでもないのに、急に唾液が増えたように感じたら、それは妊娠しているサインかもしれません。妊娠した女性の中には、よだれの量が増える人もいるのです。

よだれには殺菌作用があるため、食べたものの毒を消す作用があります。よだれが増えたように感じるのは、ウィルスや雑菌から身体を守るためなのです。また、よだれと同様に鼻水が増えるという場合もあります。

いずれにせよウィルスなどの身体に悪いものをブロックし、体外へと排出しようとする働きのひとつなのです。

12.胃もたれが続く

胃もたれが続く

普段何を食べても平気なのに、ずっと胃がムカムカしていることも、妊娠したかも?と思うきっかけになるようです。常に胃がムカムカしていることから、食事もあまり美味しく感じなくなり、お水ばかり飲もうとすることもあります。

人によっては吐き気を催す場合もあります。胃のムカムカは、つわりの前兆とも言われており、妊娠のサインのひとつでもあるのです。

13.食欲の変化

食欲の変化

いつもヘルシーな食事しかとっていなかったのに、急にラーメンやカレーが食べたくなった。急に酸っぱいものが好きになった、ご飯を食べる量が急に増えてきた。そんな症状も、妊娠したかも?と感じるきっかけになります。

実際に妊娠すると味覚や食欲に変化が生じる女性は多く、妊娠のサインとしても認識しやすいものです。

14.トイレの回数の増加

トイレの回数の増加

妊娠した女性の中には、最近、やたらトイレに行く回数が増えてきた、と思っていたら妊娠していたというケースもあります。お腹の赤ちゃんが少しずつ成長していく過程で、膀胱を刺激するからです。

いつもなら朝まで寝ているのに、夜中に1回は必ずトイレに起きるようになったという場合も多く、日中も頻繁にトイレに向かうことが増えるようです。

15.便秘や下痢

便秘や下痢

妊娠が影響するのは、膀胱だけではありません。近くの腸にも影響します。特に便通に問題がなかったのに、便秘が続く、下痢が止まらないという方もいるようです。

比較的便秘になる妊婦さんの方が多く、慢性の便秘症かと疑い、病院で診てもらったところ、妊娠が発覚したというケースもあります。

16.おりものの量が増える

おりものの量が増える

生理周期に合わせておりものの量も変化しますが、妊娠するとおりものの量が増えるようになります。元々おりものは子宮分泌物や子宮頸管分泌物・古い細胞・皮脂などが混ざったものですが、妊娠すると女性ホルモンの分泌量が増えるため、それに刺激されておりものも増えるのです。

特に子宮の入り口である子宮頸管からの分泌物が増えるのですが、これは細菌やウイルスが侵入してこないように膣内を常に酸性にしておく必要があるからなのです。増えたおりものはこまめに下着を取り替えたりライナーを使用して、雑菌が繁殖しないよう清潔を保ちましょう。

17.体毛の変化

体毛の変化

生理がなかなか来ないと思っていたら、お腹の産毛が濃くなっていて、妊娠したかも?と気づいたというケースもあります。妊娠するとお腹を守ろうとする力が強まるため、お腹周りの毛がどんどん濃くなっていくのです。

普段あまり体毛が濃くないという女性ほど、気づきやすいといいます。もし、最近生理が遅いなと感じて体毛の濃さに変化を感じたら、一度調べてみるとよいでしょう。

18.肌荒れ

肌荒れ

ホルモン分泌量が一番多いのは男女とも思春期なのですが、女性の場合は妊娠中も思春期同様に分泌量が増えます。

女性ホルモンが急激に増える事で、新陳代謝が活発になり柔らかい角質がどんどん皮膚の表面に押し出される為に水分蒸発が増えるのですが、肌の乾燥を押さえるために皮脂を過剰に分泌するようになり、それが肌荒れの原因となるのです。

排卵後はいつも肌の調子が悪いと言う方も多いですが、一定期間後には良くなるのに悪い状態が長く続く、これまでの肌荒れとはちょっと違う感じがすると思ったら、妊娠の可能性を考えましょう。

この時期は無影響期なので、肌荒れの薬を飲んだり塗ってもお腹の赤ちゃんへ悪影響を与える事はありませんが、万が一を考えて皮膚科には妊娠しているかもしれない、という事を伝えておきましょう。

19.生理前の少量出血(着床出血)

出血があったので生理が来たと思ったら量や色が全く違った、生理が来る時期では無いのに少量の出血があった、こんな方は病気ではなく妊娠した可能性が高いです。

生理予定日の10日~1週間前位の時期にある出血は着床出血といい、卵管で受精した受精卵が子宮まで移動して子宮内膜に着床した際に起こるものです。受精卵が子宮内膜へ辿りついた後、内部へ向かうのですが、その際に内膜を溶かしながら侵入するので、その溶けた部分が体外へ排出され出血として認められるのです。

着床出血とともに感じる下腹部痛を着床痛と呼ぶ事もありますが、痛みの原因が判断できない為、医学的根拠は無いと考える専門家が多いです。

妊娠検査薬を使うタイミング

妊娠検査薬を使うタイミング

妊娠したかも?と思う症状は人それぞれですが、妊娠の有無を知るための妊娠検査薬はいつから有効的なのでしょうか。平均すると、前回の生理から30日前後だと反応が出るようです。

個人差はあるものの妊娠検査薬に反応が出たら、産婦人科で詳しい検査を受けるようにしましょう。検査薬の精度は高いものの、あくまで簡易的な検査なので、きちんと医師に診察してもらい、正式に妊娠していると確認してもらいましょう。

ここまでのまとめ

妊娠したかも?というきっかけには、さまざまな症状があります。人それぞれ症状の現れ方は違いますし、前触れもなく急に妊娠したかも?と感じる方もいるようです。いずれにせよ、生理がなかなか来ない状況で、ご紹介した症状があらわれた場合は、速やかに妊娠検査薬を試してみてください。

また、反応が出た場合は産婦人科で診てもらい、きちんとした診断をしてもらいましょう。さまざまな症状で現れる、可愛い赤ちゃんのサインを見逃さないようにしてください。

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