妊娠6ヶ月の体重増加の目安は?安定期の体重管理方法

妊娠6ヶ月の体重増加の目安は?安定期の体重管理方法

安産を目指すために大切な体重管理。体重管理を厳密に行うことは、母体とおなかの赤ちゃんの両方の安全と健康に大きな意味を持ちます。

妊娠6ヶ月の体重増加の目安から、体重が増えすぎたときのリスクや対処法まで、妊娠6ヶ月の体重管理について知っておきたい情報をご紹介します。ぜひ参考にしてください。

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妊娠6ヵ月の妊婦さんの様子

妊娠6ヵ月の妊婦さんの様子

妊娠6ヶ月は安定期の真ん中の月。出産までの折り返し地点を過ぎた頃で、週数でいうと妊娠20週から23週目に当たります。これまであまり目立たなかったおなかや乳房が次第に大きくなり、体型に変化が起こり始める時期。妊婦さんの体調は引き続き安定しており、充実したマタニティライフを過ごせます。

おなかはまだそれほど目立ちませんが、妊娠初期に比べると子宮がぐんぐんと大きさを増しているため、腰痛や恥骨のあたりに違和感を感じる妊婦さんも増えてきます。大きくなった子宮に周りの臓器が圧迫されるため、便秘や痔に悩まされる方も。

このように妊娠6ヶ月の妊婦さんは、全般的に体調がよく、食欲もあるせいで体力が落ちることもありません。しかし便秘や腰痛といったマイナートラブルも少しずつあらわれる時期ですので、体重管理だけでなく、体調管理をしっかり行うことも大切です。

妊娠6ヶ月の赤ちゃんの様子

妊娠6ヶ月の赤ちゃんの様子

妊娠6ヵ月目の赤ちゃんの体重は20週で平均313g、23週で平均 560gまで成長しています。妊娠5ヶ月目に比べると、体重の増加の幅が大きくなっていることが特徴。このあと妊娠7ヶ月目の終わりには1000g(平均値)を超えるようになります。※参照1

赤ちゃんは羊水の中でくるくると動き回り、その動きが胎動として感じられます。赤ちゃんの性別も分かるようになり、おなかの赤ちゃんとの絆をしっかり感じ取れるようになるでしょう。

妊娠6ヵ月の体重増加の目安について

妊娠6ヵ月の体重増加の目安について

妊娠中にどの程度体重を増やしていいかについては、目標となる数値が定められています。厚生労働省が発表している「妊娠期の至適体重増加チャート」をもとに、体重増加の目安についてみていきましょう。

妊婦さんの体型に応じた3つの指標

妊婦さんの体型に応じた3つの指標

妊娠中の体重増加の目標は、妊婦さんの体型によってそれぞれ定められています。基準になるのは身長と体重から割り出されるBMI(ボディマス指数)で、BMI値によって、低体重(痩せ)、普通、肥満の3つに区分されています。

具体的には、痩せタイプはBMI値18.5未満、普通タイプは18.5 以上25.0未満、肥満タイプは25.0以上で、これにしたがって体重増加の目安が設定されています。

BMI値を求める数式は、体重(kg)÷身長(m2)。基準に用いられるのは妊娠前のBMI値ですので、まずは自分のBMI値を計算し、どの痩せ、普通、肥満のどのタイプに当てはまるのか確認しておきましょう。

タイプ別の体重増加目安

妊娠中の体重増加の目標値は、痩せ・普通・肥満タイプごとに定められています。それぞれのタイプごとの目安を確認してみましょう。

低体重(痩せ)

痩せタイプの方の体重増加目安は、9kgから12kg。範囲の上限と下限には幅がありますので、どの程度を目指せばいいか判断に迷ったら、健診の際に医師や栄養士さんにアドバイスを求めましょう。

普通

普通体型の方の体重増加目安は、7kgから12kg。痩せタイプの方同様、目標数値に幅があります。BMI値が痩せタイプに近い方(BMI値18.5に近似)は範囲の上限、肥満タイプに近い方(BMI値25.0に近似)は範囲の下限を目標にします。

肥満

肥満タイプの方については、健康状態や肥満度数にもとづき、医師が個別に判断していきます。体重増加の目安は肥満の度合いだけでなく、既往症の有無やその他のリスク要因も考慮に入れた上で行われますので、ひとりひとり異なる目標が設定されます。※参照1

妊娠6ヶ月の体重増加の範囲

妊娠6ヶ月の体重増加の範囲

上に挙げた妊娠中の体重増加は、妊娠初期から臨月まで妊娠全期間をとおして適用されるものですが、妊娠初期から臨月まで、平均的に増やしていいわけではありません。

妊娠初期に関しては、おなかの赤ちゃんの体重や妊娠にともなう血液量などの増加分もほとんどないため、妊娠前の体重をキープすることが望ましいとされています。さらに妊娠初期はつわりの影響もあり、体重が大幅に増加することはあまりありません。

妊娠中期以降の体重管理が大切

妊娠中期以降の体重管理が大切

妊娠中の体重増加で問題になるのは、安定期に入ってから。つわりが終わると食欲が俄然沸いてきて、食欲を抑えられなくなる妊婦さんも増えてきます。

妊娠中はホルモンの影響により、脂肪分や水分が体に溜まりやすく、少し食べ過ぎただけですぐに体重が増えることも。妊娠中の体重管理の正念場は、妊娠中期以降にあるといっても過言ではありません。妊娠6ヶ月の体重増加の目標についてみていきましょう。

妊娠中期以降の体重増加の目安

妊娠中期以降の体重増加

厚生労働省の「妊娠期の至適体重増加チャート」では、妊娠中期以降の体重増加の目安も定められています。それによると、低体重(痩せ)体型および普通体型の方の週ごとの増加目安は、300gから500g。この範囲内での増加であれば、妊娠中の体重増加を範囲内におさめることが可能です。

ちなみに週に300g増加した場合、1ヶ月の増加は1.2kg。このペースで臨月まで過ごしたとすると、トータルで7.2kg体重が増加します。また週500g増加した場合は、1ヶ月で2kg、トータルでは12kg増加するという計算になります。

これは普通体型の増加目安の上限と下限にほぼ相当しますので、ふつう体型の方はこの範囲内での増加を目安にしましょう。ただし体重増加の範囲や目標は、ひとりひとりの妊婦さんの状態により違ってきますので、独断で判断せず、健診の際に必ず医師の指示を仰ぎましょう。

妊娠6ヶ月の体重管理の注意点やコツについて

妊娠6ヶ月の体重管理の注意点やコツについて

妊娠6ヶ月は赤ちゃんが大きく成長する時期で、体型も妊婦さんらしく変化していきます。赤ちゃんの胎動も感じられ、ママになるという自覚を新たにする時期でもあります。そんな妊娠6ヶ月の体重管理の注意点やコツについて挙げていきましょう。

妊婦さん向けの体操やストレッチで体を動かす

妊婦向けの体操やストレッチで体を動かす

妊娠6ヵ月は安定期ではありますが、激しい運動はおすすめできません。たとえ安定期であっても、おなかが張るような運動は避けなければなりません。

体重が増えることを防ぎたいからといって、息が切れるほどの運動を行うのはかえって逆効果。体力を消耗し、疲れを溜める結果に終わります。妊娠6ヵ月の体重管理に適した運動とは、妊婦さん用に考案された体操、ヨガ、ストレッチなど。おなかや腰に振動を与えることなく、適度に体を動かすことができます。

妊婦体操やストレッチは体重管理に有効なだけでなく、出産に必要な筋力や体力をつける手助けをしてくれます。股関節や骨盤周りを動かすことにより、腰痛や腰まわりの違和感の緩和にも役立ちます。

こまめに体を動かす

こまめに体を動かす

妊娠後期に入るとおなかが大きくせり出してくるため、立ったり座ったりすることも億劫に感じられるようになりますが、妊娠6ヶ月の時点ではまだ体を楽に動かすことができるはず。座ってばかりいると体重増加に拍車がかかるだけでなく、下半身の筋力が弱くなり体力も低下します。

妊娠中の体重管理の一環として、日常生活の中でできるだけ体をこまめに動かす努力をしましょう。

むくみの予防・改善に努める

むくみの予防・改善に努める

妊娠中はとかく体に水分がたまりやすい状態にあります。むくみの原因はさまざま。大きくなった子宮による圧迫、循環血液量の増加、塩分のとりすぎ、運動不足、体の締め付け、長時間同じ姿勢を取ることなど。他にも妊娠高血圧症候群や糖尿病などの症状によっても、体にむくみが生じます。

体のむくみは体重増加につながります。体重増加をコントロールするには、むくみの原因をできるだけ取り除くことが必要。血液量の増加や子宮による圧迫は、妊娠にともなっておこるもので、これをコントロールすることはできません。

しかし運動不足、塩分の摂りすぎ、体を締め付ける服装などに関しては、少し注意するだけで状況を改善することができます。

塩分控えめの食事を心がける

塩分控えめの食事を心がける

妊娠中の食事は塩分控えめで薄味を心がけましょう。和食であれば、出汁をしっかり取ることで塩分の量をかなり減らせます。

またスパイス、レモン汁、ハーブ、お酢を上手に料理に取り入れると、少量の塩分でも美味しくいただけます。ソースやケチャップなど塩分を多く含む調味料もできるだけ控えるようにしましょう。

毎日同じ時間に体重を計測する

毎日同じ時間に体重を計測する

毎日必ず同じ時間帯に体重を測定する習慣をつけましょう。体重は日常生活の動きの中で刻々と変化しますので、毎日同じ時間帯に計測しなければ意味がありません。

毎日同じ時間に体重を測ることにより、体重の増減を正確に見極めることができます。体重を定期的に計測することにより、体重管理にする意識が高まります。

体重の増加は適切に 増加しない、減少は問題です

体重の増加は適切に

妊娠中の体重管理というと、太りすぎを防ぐことをまず思い浮かべますが、妊婦さんの体重増加が不足することもまた問題です。

妊婦さんの体重増加が少なすぎることにより生じるリスクは、出生時の体重が2500g以下になる低出生体重児。もちろん体重増加が平均以下だからといって、すべての場合にリスクが生じるわけではありませんが、体重増加をおそれるあまり、おなかの赤ちゃんと母体に必要な栄養を摂取しないのは、本末転倒。妊娠中に食事を制限するダイエットを行うことは絶対にやめましょう。赤ちゃんへの栄養の供給が不足するおそれがあります。

妊娠中の体重管理の重要なポイントは、体重増加を適切にコントロールすること。体重は増えすぎても、また増加が不足してもリスクが生じます。医師の指示にしたがい、推奨される体重増加の範囲内に収めるよう努力しましょう。

まとめ

妊娠6ヶ月の体重管理についてぜひ知っておきたい情報をポイントごとにご紹介しました。妊娠6ヶ月目は出産までの折り返し地点。もう少しで妊娠後期に入りますので、体重管理をさらに厳重に行う必要があります。妊娠6ヵ月の体重管理の注意点やコツを把握し、体重増加を理想の範囲内におさめましょう。

※参照1 日本産婦人科学会 胎児計測と胎児発育曲線について
※参照2 厚生労働省 妊娠期の至適体重増加チャート

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