出産祝い(金額相場 マナー 書き方など)について知っておきたいこと

出産祝いの(金額相場 マナー 書き方など) について知っておきたいこと

知り合いやお友達、職場の同僚に赤ちゃんが産まれたと聞くと、気になるのが出産祝いのこと。出産というおめでたい出来事を祝福してお祝いをあげるのは慣例ですが、あげる金額やタイミング、贈り方、現金にするか、それともプレゼントにするかなど、いろいろと悩んでしまいます。

冠婚葬祭にはいろいろなマナーがあり、マナーを心得ておくことが必要。社会人なのにマナーを知らない人と思われないよう、出産祝いを贈る際のマナーについてきちんと知っておくことが大切です。

お友達、親族、同僚、知り合いに出産祝いをあげるときに役立つ、出産祝いの金額の相場、贈り方、水引の選び方、のしの書き方など、今更人に聞けない出産祝いのマナーについて知っておきたいさまざまな情報を幅広くご紹介します。

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出産祝いについて

出産祝いについて2

日本における出産祝いの歴史は古く、その昔は赤ちゃんが誕生すると、妻の実家から絹の服を贈ることが慣習でした。

現在ではその慣習はすっかり様変わりし、赤ちゃんの両家の祖父母や親類はもちろんのこと、友人、知人、同僚、近所の方からも出産祝いをもらうようになりました。

出産祝いはいつあげるべき?

出産祝いはいつあげるべき

出産祝いをさしあげるのは、出産後1週間から1ヵ月間の間が目安になります。出産後1週間後から1ヵ月以内であれば、基本的にはいつ贈っても差し支えありませんが、あげるタイミングはあくまでももらう側の都合を優先させましょう。出産祝いをおくるタイミングに関しては、いくつか注意しなければならないポイントがあります。

まずは赤ちゃんとお母さんの状態を確認する

まずは赤ちゃんとお母さんの状態を確認する

出産祝いはうっかり遅くなってしまうよりは、早めにおくっておいたほうがいいのでは?と考える方もいるようですが、出産後すぐに出産祝いを贈るのは控えたほうがいいでしょう。

出産祝いを贈る前には、まず誕生後の赤ちゃんとお母さんの状態について確認することが必要です。日本のように医療技術の進んでいる国ではほとんどありませんが、それでもなんらかの理由により赤ちゃんが生後数日で亡くなってしまう、という悲しい結果に終わることもあります。出産祝いは赤ちゃんとお母さんが健康で元気にしていることを確認してからおくるようにしましょう。

赤ちゃんがNICUに入院した場合

早産や出産時のトラブルにより、赤ちゃんが生まれてすぐにNICU(新生児特定集中治療室)に入院した場合は、退院してから出産祝いをおくるようにしましょう。

生まれたばかりの赤ちゃんがNICUに入院しているような状態では、お母さんもお父さんも喜んでお祝いをもらう気持ちにはなれません。NICUに入院するほどではなくても、治療が続いている場合も同様。出産祝いは赤ちゃんとお母さんの容態が落ち着いてからにしましょう。

出産後1ヵ月以内がベスト

出産後1ヵ月以内がベスト

特別な事情がない限り、出産祝いは1ヵ月以内におくることを目指しましょう。出産祝いをもらった側は、感謝の気持ちを込めてお返しとして内祝いをおくることが慣例になっています。内祝いをおくるタイミングは出産後一ヶ月ごろですので、もらった側の都合も考え、あまり遅くならないように注意しましょう。

先述したように、出産祝いは母子ともども健康で元気にしていることを確認してからおくるよう、配慮しなければなりません。出産後すぐはいろいろなことで慌しいはずですので、出産後すぐはなるべく避けたほうが無難です。いろいろな要素を考え合わせると、出産祝いをおくるベストタイミングは出産後2、3週間後になりそうです。

出産後1ヵ月以上過ぎてしまった場合

事情があり出産後数ヵ月たってもまだお祝いを贈っていない場合は、お食い初め(生後100日)、初節句、お誕生祝いの時期に合わせて贈るようにするといいでしょう。

出産祝いのわたし方

出産祝いのわたし方

出産祝いのわたし方は三種類、病院を訪れ直接渡す方法、配送でおくる方法、そして自宅を訪問して渡す方法になります。それぞれの場合の注意点を見ていきましょう。

病院でわたす場合

病院でわたす場合

病院に出向いて直接渡すのは、基本的には家族や親族、ごく親しい友人の方以外は控えるようにします。

出産のための入院は五日間から一週間程度、帝王切開の方で10日間程度。この期間はまだ赤ちゃんのお母さんの体力も戻っていないことが多く、家族以外の方の面会は認められないこともあります。また赤ちゃんの授乳のことや退院に向けての準備などもあります。家族や親族以外の方は、お母さん本人の希望がある場合を除き、基本的には病院を訪問することは差し控えましょう。

病院を訪問する場合

病院を訪問して直接わたす場合にもいろいろ注意すべき点があります。まずは訪問してもいいかどうか事前に確認すること。病院によって面会の日時に制限がありますので、この点もきちんと確認しておきましょう。

風邪やインフルエンザにかかったときは、残念ですが訪問は取りやめにします。小さなお子さんは連れて行かないほうが無難です。長居はせず、赤ちゃんとお母さんの負担にならないよう、十分注意しましょう。

郵送する場合

出産祝いに現金を贈る場合のもっとも一般的な方法です。現金を送る場合には宅配サービスを利用することはできませんので、郵便局で現金書留の封筒を購入した上で、この中にご祝儀袋を入れて送ります。

現金書留の場合、メッセージを同封することもできますので、ご祝儀と一緒に心のこもったメッセージを加えると喜ばれます。現金と品物の両方を送る場合は、現金は現金書留で、品物は郵便局や宅配サービスの配送サービスを利用することになります。品物と一緒に現金を送ることはできませんので注意しましょう。

自宅を訪問する場合

自宅を訪問する場合

郵送ではなく、自宅を訪問して直接わたす場合には、赤ちゃんとお母さんの体調や状態を確認し、都合の良い日時を伺います。自宅を訪問する際のマナーは病院の場合と同じ。お子さんや男性の同伴は基本的には避けるようにしましょう。

お友達同士や職場全体で贈る場合には、大勢で押しかけることはやめ、相手の負担にならないよう、少人数で出かけることがマナー。お祝いの気持ちを伝えることが目的ですので、きわどい冗談や微妙な話題は避けるようにしましょう。

出産祝いの金額相場

出産祝いの金額相場

出産祝いをおくる際にもっとも頭を悩ませるのが金額。お祝いですので少ないよりは多いほうが良さそうな気がしますが、あまりに金額が多いとかえって気を使わせてしまいます。出産祝いの金額は相手との関係や親密さなどによって変わってきます。

仲良しのお友達グループや職場の同僚一同でおくる場合と、初孫の出産を祝う方では、あげる金額が違ってくるのは当然。ここでは出産祝いの金額の相場について詳しくみていきましょう。

孫の出産祝いの金額

孫の出産祝いの金額

孫の出産祝いの金額の相場は30000円から100,000円程度。これはただしあくまでも目安で、赤ちゃんの祖父母の場合は、現金ではなく、ベビー用品をあげることも多く、単純に金額に換算するともう少し高額になるかもしれません。

孫の出産に関しては、両家とも事前に赤ちゃんのお父さんとお母さんから出産祝いの希望を聞くことができますので、ほとんどの場合出産前に用意される方が多いかと思われます。ベビーベッド、布団セット、ベビーカー、チャイルドシートなど、少し高額なものを両家で分担して贈られるパターンが一般的。

ベビー用品だけでなく、現金を添える方もいます。赤ちゃんの祖父母の場合は、金額にこだわるよりもむしろ、赤ちゃんのお母さんとお父さんの要望に出来るだけ添うようすると喜ばれます。

兄弟・姉妹に赤ちゃんが産まれた場合

兄弟・姉妹に赤ちゃんが産まれた場合

自分自身の兄弟・姉妹に赤ちゃんが産まれた場合、つまり自分に姪・甥ができた場合のお祝い金の相場は、10000円から30000円程度。これは一般的な目安で、おくる方の年齢層や既婚か独身かによっても違ってきます。

たとえば20代で独身の方であれば、5000円程度でも構いません。兄弟・姉妹に赤ちゃんが産まれたといっても、おくる本人の方が無職の学生の場合は、お祝いのメッセージだけでも十分気持ちが伝わります。

金額の相場は、おくる側の年齢と相手との関係に左右されます。たとえばお祝いをおくる方が兄・姉で、年齢が30代以上の既婚者の場合は30000円程度、おくる側が年下で独身の場合は5000円から10000円程度と、年齢や収入によっておくる金額に幅が出てきます。

従兄弟・従姉妹や親族の場合

いとこに赤ちゃんが産まれた場合の相場は、5000円から10000円程度が目安になりますが、兄弟・姉妹と違い、いとこ同士の間柄の場合には、相手との付き合いの深さによって、差し上げる金額が大きく変わってきます。

普段から親しく付き合っていて兄弟・姉妹同然の場合には、10000円から30000円程度を目安にしましょう。反対にまったく付き合いがなく、行き来もないという場合にはお祝いをあげなくてもとくに問題ありません。特別親しいわけではないが、それなりの付き合いがあるという場合には、上にあげた金額帯を目安にしましょう。

職場の同僚・上司・部下の場合

職場の同僚・上司・部下の場合

職場関係の方に対する出産祝いの金額相場は、その方との上下関係や付き合いの長さなどによります。また職場関係のお祝い金は、部課全体でおくる場合も多いので、その場合はひとりが負担する金額はそれほど高額にはなりません。

自分一人でおくる場合には、5000円から10000円程度が目安。日ごろからお世話になっている上司や同僚の方に、職場の同僚数人で集まっておくる場合には1000円から5000円程度。何人でおくるか、現金にするか、それともプレゼントにするかによって金額を決めることになります。

友人・知り合い・近所の方

友人や知り合い、そして近所の方の場合は、3,000円から5000円程度が相場になります。親族でも、職場関係でもない場合は、その方との関係がどのくらい親密かによりますので、その点を考慮して決めるようにしましょう。

出産祝いののし(熨斗)袋の選び方

のし(熨斗袋)はご祝儀袋とも呼ばれ、慶事の際にお祝い金を包むことに使用されます。のしとは袋の右上のあわび貝の飾りで、日本伝統の贈答の象徴。こののしがついたものということで、のし袋と呼ばれるようになりました。

出産祝いの水引

出産祝いの水引

水引はのし袋の外包みに飾る紐で、慶事には紅白のものを利用します。最近ではのしと水引が印刷されたのし袋を利用する方が増えましたが、実際に水引をつける場合には赤色部分を右に配置します。水引のうち出産祝いに利用するのは、蝶結びの水引。

花結びとも呼ばれるこの結び方は、結んだ先を簡単にほどくことができることから、何度あっても喜ばしいことに対して使われます。

出産祝いや長寿祝いをはじめ、お祝いごと一般に用いられます。結婚祝いに用いられる結び切りは、一度きりが喜ばしいことを意味しますので、出産祝いには用いませんので注意しましょう。地域によっては用い場合もあります。

のし(熨斗)袋 外包み 表書きの書き方

個人でおくる場合の書き方

個人でおくる場合の書き方

外包みの表書きにはまず上書きをします。御出産 御祝といった言葉が一般的です。下部にはおくり主の名前を書きます。

夫婦でおくる場合の書き方

夫婦でおくる場合の書き方

夫の名前を中央に書き、左側に妻の名前を書きます。

連名でおくる場合の書き方

連名でおくる場合の書き方

連名でおくる場合には年上・各上の方を右側に、同格であれば右側から五十音順に配列します。

連名(4人以上)でおくる場合の書き方

連名でおくる場合の書き方 4人以上外一同

4人以上の場合には代表者名の左側に外一同と書き、全員の名前は和紙や半紙に別に書き、同封しましょう。

会社名でおくる場合の書き方

会社名でおくる場合の書き方

会社名や部署名を入れる際は氏名の右上に少し小さめに入れます。

のし袋の中包みについて

のし袋は外包みと中包みに別れています。外包みには水引をかけ、表書きをします。中包みには現金を入れ、その上で外包みの中に入れます。

中包みの表には金額を筆ペンなどの太く黒い色が出るものを使い、漢数字で書きます。裏側には自分の住所氏名を記入します。現金は表側が上、人物の顔の部分が袋の上部にくるように入れます。

出産祝いをあげる際のポイントについて

出産祝いをあげる際のポイントについて

出産祝いをあげる際の基本については上述のとおり。贈答にはいろいろな決まりやマナーがあり、覚えるのが少し面倒ではあります。

しかしどんなに出産をお祝いする気持ちに溢れていても、出産祝いのマナーを心得ていないと失礼に当たります。御祝いしてあげたいという気持ちを無駄にしないためにも、御祝いをおくる際のポイントをきちんと押さえておくようにしましょう。

のし袋と金額について

のし袋と金額について

さしあげる金額が4、あるいは9にならないよう注意しましょう。4と9は日本では忌みの数字として受け取られますので、避けることが慣わしです。

水引の数やのし袋の種類は金額に合ったものを選ぶようにしましょう。たとえば金額は多いにも関わらず、のし袋は市販の印刷された袋を使ってしまう、金額は少ないにも関わらず、水引が七本の豪華なものを使うといったアンバランスなことはやめたほうが無難です。

直接わたす場合はふくさを利用する

直接わたす場合はふくさを利用する

出産祝いののし袋をじかに手渡しするのはマナー違反。最近ではこのようなこまかい点まで気にする方は少なくなったとはいえ、年配の方やマナーに詳しい方はこのような点もやはり気にしてしまいます。

慶事の場合はふくさは暖色系の色を使います。赤色、桃色、えんじ色、金色、薄紫、紫色などが一般的ですが、紫色のものはお悔みにも使えますので、一枚用意しておくと便利です。

地方ごとの慣わしに注意する

慶事や弔事に関しては地方ごとに慣わしが異なることがあります。お住まいの地方・地区に、一般的な慣習・マナーとは異なる慣わしがある場合には、そちらを優先すべきかどうか考えるようにしましょう。

相手に負担のならないよう心がける

相手に負担のならないよう心がける

出産祝いをもらった側は内祝いとしてお返しをすることが慣例。相手の都合も考え、負担になるほどの高額な金額や品物は控えましょう。

金額をいくらにするかはあくまでも相手との関係によりますので、日ごろからお世話になっている方や長年親しくしている方へは大目に、知り合い程度であれば相手の負担にならない金額に抑えるようにしましょう。

以前にお祝いをいただいたことのある方に対しては、その金額や品物の価値に見合ったものにすることも大切です。

プレゼントにする場合

プレゼントにする場合

出産祝いを現金ではなく、ベビー用品などの品物でおくりたい場合、相手の希望やリクエストを尋ねられる関係であれば、直接聞いてみてもいいでしょう。ベビーベッドや布団セットなどのベビー用品は、出産前に用意していることが多く、同じものをだぶってもらっても仕方ありません。

直接尋ねるほど親しい関係ではない場合には、オムツケーキやベビー服などの実用的なものがお勧めです。ベビー服をおくる際には赤ちゃんの月齢が上がってから着せられるよう、サイズの大きいものを選ぶようにしましょう。

おむつケーキはおむつ、ベビー服、タオル、ガーゼケット、靴下など、さまざまなベビーアイテムをケーキのようにデコレートした人気のアイテム。値段も5000円から15000円前後で、お祝いとしてプレゼントするのに適しています。

まとめ

出産祝いを贈る際のマナーや注意事項などについてご紹介しました。出産祝いの金額の相場はおくる方ともらう方の関係によって決まってきます。お祝いの金額相場やのし袋の書き方・選び方など、基本的なことを知っておかなければ、相手の方に不愉快な思いをさせてしまうこともあります。出産祝いについての基本的なマナーと注意点をしっかり覚えておきましょう。

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