妊娠超初期~妊娠初期の食欲で知っておきたいこと

超妊娠初期や妊娠初期には体に大きな変化が起こります。排卵日を過ぎると、体は妊娠に備えて黄体ホルモンの分泌を活性化させます。女性ホルモンの分泌が活発になることにより、体にはこれまでになかったさまざまな変化があらわれ、体調の変化だけでなく、精神的にも不安定になってしまいます。

妊娠初期の辛い症状といえば「つわり」。これまで大好きだった食べ物がのどを通らなくなることもあれば、反対にこれまではどちらかというと嫌いだったものが異常に食べたくなったりと、妊娠初期は食べ物の嗜好に大きな変化があらわれます。

食欲に関しても同様に変化があらわれ、妊婦さんによっては食欲が異常に増す方もいれば、食欲不振に陥りまったく食べ物が食べられなくなる妊婦さんもいます。

妊娠初期や妊娠超初期の食欲について知っておきたいことをまとめてみました。妊娠初期になると、どうして食欲に変化が出るのか、その原因や対処法について学んでみましょう!

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妊娠初期の食欲の変化

妊娠初期の食欲の変化

妊娠中を通してとくに食欲に変化のあるのが、この妊娠初期。妊婦さんによっては、妊娠超初期と呼ばれるきわめて早い時期から、食欲に変化を感じます。

食欲に変化とは具体的にどのような状態を指すのでしょうか。食欲に変化と書いたのは、妊婦さんごとに食欲のあり方が異なるからです。妊娠したとたんに食欲がなくなる方もいれば、逆に何かしら食べ物を口にしていなければ気持ちが悪くなる方もいます。

妊娠初期に食欲がなくなるか、それとも食欲が増加するか、これは妊婦さんの体質やホルモン分泌の変化に対する体の反応次第。また同じ人であっても、妊娠のたびに毎回同じことを経験するとは限りません。はじめての妊娠のときには食欲がなく何も食べられなかったのに、2回目の妊娠のときにはいわゆる「食べつわり」で、食欲を抑えられずにとにかく食べ続けてしまった、という方もいます。

基本的には妊娠初期の食欲の変化は主に2パターン、食欲がなくなるタイプと食欲が増加するタイプです。以下にそれぞれの特徴について見ていきましょう。

妊娠初期に食欲不振になる

妊娠初期に食欲不振になる

食べ物を見るだけでむかむかしたり、吐き気を覚えるため食欲をなくしてしまいます。食欲不振は妊娠初期のつわりの代表的な症状ですが、食欲不振は往々にして吐き気や嘔吐、そして便秘の症状を併発します。

食欲がなくなるといっても、その程度には差があります。なんとなく食欲が沸かないけれども、一応三食食べられるという程度ならさほど支障ありませんが、中には日常生活に支障を来たすほどひどい状況になる場合もあります。食べ物を見るのもいや、匂いを嗅いだだけで気持ちが悪くなる、さらには水を飲み込むのも辛い思いをする妊婦さんもいます。

食欲がなくても無理矢理食べたほうがいい?

食欲がなくても無理矢理食べたほうがいい?

妊娠初期に食欲がなくなると、おなかの胎児に悪影響があるのでは?と心配になりますが、無理矢理食べても吐いてしまうだけで、これでは逆効果。嘔吐は体力の消耗につながります。妊娠初期に食欲がなくなった場合は、食事の内容や食べ方を工夫しなければなりません。

妊娠初期に食欲が増加する

妊娠初期に食欲が増加する

食欲がなくなる妊婦さんがいる一方で、反対に食欲が俄然旺盛になり、とにかく食べていないと落ち着かない方もいます。妊娠初期の食欲増加にはいくつかのパターンがあります。もっとも多いのが「食べつわり」と呼ばれるもの。ムカムカと気持ちが悪いため、食べ物を口に入れていたほうが楽に感じてしまいます。

もう一つのパターンは妊娠を機に純粋に食欲が増加するパターン。食べ物の嗜好が変わり、これまでとは違う食べ物が欲しくなったり、食べられる量が急に増えたりします。

妊娠超初期に食欲に変化を感じたら

妊娠超初期に食欲に変化を感じたら

妊娠超初期と呼ばれるのは、妊娠0週から4週目ごろをさします。妊娠週の数え方は最後に生理が始まった日が基本ですので、受精・着床が起こるのは早くても妊娠3週目の後半になります。つまり妊娠超初期の前半は、まだ排卵も起こっていないということになります。

妊娠超初期になんらかの症状があらわれるとすると、それは着床が起こってからということになりますが、早い方はこのころから妊娠の症状を感じ始めます。

妊娠超初期の食欲の変化

妊娠超初期の食欲の変化

妊娠超初期から妊娠の兆候を感じる方もいるようです。症状を感じる時期は生理予定日よりも少し前からで、食欲の急激な増加、眠気、だるさや疲れといった症状を感じる方が多いようです。妊娠超初期にこのような症状があると、妊娠しているかも?と考えてしまいますが、この時点では妊娠しているかどうか、確定することは出来ません。

市販の妊娠判定薬を使うタイミングは生理予定日の一週間後から、また産婦人科での検査で妊娠が確定できるのもこのころからになりますので、妊娠超初期に妊娠したかな?と思われる症状がある場合には、市販の薬などを軽々しく飲むことがないよう気をつけましょう。

生理前後の食欲の変化

生理前後の食欲の変化

妊娠超初期の体調の変化は生理前の症状に似ていますので、症状だけをもとに妊娠しているかどうかを判断することは出来ません。生理前の症状にも個人差があり、異常な眠気を覚える方もあれば、食欲の増加・減退を感じる方もいます。

生理周期によりさまざまな変化を受ける女性の体、排卵日以降の二週間ほどは高温期と呼ばれています。この時期は妊娠に備えて体にさまざまな変化があらわれる時期で、食欲の変化もその一つになります。

妊娠初期・妊娠超初期に食欲に変化がある理由とは?

妊娠初期に食欲に変化があらわれる主要な原因は、妊娠を機に黄体ホルモンの分泌量の増加にあります。黄体ホルモンは妊娠を成立させ、維持していくのに必要不可欠なホルモン。黄体ホルモンのはたらきやメカニズムについて詳しく見ていきましょう。

黄体ホルモンと卵胞ホルモンの分泌

黄体ホルモンと卵胞ホルモンの分泌

排卵を促すはたらきを持つ卵胞ホルモンの分泌がピークを迎えるのは生理周期の二週目。この時期は排卵に向けての準備が行われ、お肌の調子も良く、体力的にも精神的にもベストな時期だといえます。

卵胞期のあとに訪れるのが黄体期。黄体ホルモンの分泌が増加し、これにより基礎体温が上がり、身体的な不調だけでなく、精神的にもイライラや焦燥感を覚えることがあります。

妊娠初期の症状について

妊娠初期の症状について

身体的な不調としては便秘や肩こり、むくみやほてり、眠気、そして食欲の減退や増加など。黄体ホルモンの分泌量の増加とともに、体の不調も増していきます。

黄体ホルモンには子宮の収縮を防ぐはたらきもありますが、そのため胃腸のはたらきを弱めてしまうことがあります。胃腸のはたらきが弱まるせいで、胃のもたれやムカつきを感じてしまい、これにより食欲に変化が起こるとも考えられています。

妊娠初期の食欲不振の対処法

妊娠初期の食欲不振の対処法

妊娠初期はおなかの胎児の成長にとって非常に重要な時期。この時期に食べ物がのどを通らないと、おなかの赤ちゃんに差し障りがあるのでは?と不安に思う方もいるでしょう。

しかし胎盤が形成されるまでの妊娠初期の間は、胎児はへその緒ではなく、卵黄嚢と呼ばれるものから得ていますので、食欲不振でごはんが食べられないからといって、赤ちゃんの発達に問題が生じることはありません。

どうしても食べたくないのに無理して食べようとすると、さらに気持ちが悪くなり、最悪の場合嘔吐につながります。妊娠初期に極端な食欲不振に陥ったら、無理して食べるのではなく、食べ方を工夫するようにしましょう。

栄養バランスの取れた食事

吐きつわり

妊娠初期の食欲不振は「吐きつわり」の可能性が高いので、中には食べ物を見るだけで、吐き気を覚える妊婦さんも少なくありません。無理して食べる必要はありませんが、妊婦さん自身の体力を消耗させないためにも、栄養バランスの取れた滋養のある食べ物を摂ることが必要です。

一つの栄養素だけに偏らず、必須栄養素を満遍なく摂るようにしましょう。とくにビタミン、葉酸、ミネラル、鉄分、カルシウムなど、妊婦さんにとって重要な栄養素が不足しないよう、注意しましょう。

食べられそうなものを少量ずつ食べるようにする

食べられそうなものを少量ずつ食べるようにする

妊娠初期の食欲不振は往々にして嗜好の変化も伴ってあらわれます。もともと嫌いな食べ物はいうまでもなく、これまで大好物だったものも食べられなくなるため、食べられるものが何もない!と精神的にも追い詰められる方もいます。

食べたくないものを無理して食べようとしても、さらにムカムカが激しくなるだけです。吐き気と食欲不振が同時にあらわれているようならば、無理せず食べられそうなものだけを少しずつ食べるようにしましょう。

匂いの強いものや刺激の多いもの、熱々の食べ物は避ける

匂いの強いものや刺激の多いもの、熱々の食べ物は避ける

妊娠初期のこの時期、普段はまったく気にならない食べ物の匂いに我慢できない、という妊婦さんが大勢います。妊娠していないときはまったく感じなかった食べ物の匂い、炊きたての白米の匂いを嗅いだだけで、吐きそうになるという体験談もよく耳にします。

食べ物は冷まして食べると楽

熱々でほかほかと湯気が立っている食べ物は、とくにムカムカを誘発してしまいます。食べ物の匂いを嗅いだだけで気持ちが悪くなる方は、出来るだけ湯気の立つほど熱い食べ物を避けるようにしましょう。熱いままだと食べられないものでも、冷たくしてあると意外に食べられることがあります

白米はおにぎりで

白米はおにぎりで

ごはんなら炊き立て熱々ではなく、おにぎりにして冷ましておくと、つわりがひどいときも比較的食べやすくなります。汁物やスープ類も同様に、熱々ではなく、少し冷まして食べるようにすると多少なりとも吐き気をコントロールすることが出来ます。

妊娠初期の食欲増加の対処法

妊娠初期の食欲増加の対処法

妊娠初期に吐きつわりで食欲がなくなる方がいる一方で、「食べつわり」に代表されるように、何かしら口にしていないとムカムカ感が収まらないため、気がついたら食べているという悪循環に陥る方もいます。

黄体ホルモンのはたらきにより、子宮には栄養分のたっぷりある血液が集められ、体全体が妊娠を継続するために必要な体勢に入ります。体力を温存し、妊娠に相応しいコンディションを保つため、体は養分のある食べ物を必要とします。妊娠初期のつわりの表れ方には個人差がありますので、この時期食欲が増加する妊婦さんも大勢います。

ストレスも食欲増加の原因

ストレスも食欲増加の原因

ホルモンバランスが崩れていることに加えて、この時期は自律神経のバランスも崩れやすいため、ストレスを溜め込みやすくなります。ストレスもまた、妊娠初期の食欲増加の原因の一つ。イライラや焦燥感、気分の落ち込みを食べることで解消させようとするため、食べすぎてしまうことがあります。

胃が満腹になるまで食べてしまう

胃が満腹になるまで食べてしまう

妊娠初期のつわりで気持ちが悪いにも関わらず、胃が空っぽになるとさらに気持ちが悪くなるために、食欲に歯止めがかけられず、食べ続けてしまう方もいます。

妊娠初期は自律神経のバランスの乱れにより、胃酸の分泌が減ることもあれば、また逆に胃腸のはたらきを促進させるため、胃酸の分泌が増えることもあります。胃酸の分泌量の増減により、妊娠初期の食欲に変化があることを覚えておきましょう。

太りすぎに注意

太りすぎに注意

妊娠中の太りすぎにはさまざまなリスクがあるといわれています。太りすぎは高血圧を招くだけでなく、出産が長引くことにつながることもあります。妊娠中の体重増加がどの程度まで許されるかに関しては、身長や体重などにより異なりますが、平均的には10キロ前後の増加に留めておくのがよい、とされています。

少量ずつ食べるようにする

少量ずつ食べるようにする

食欲が旺盛で空腹を感じやすい方は、出来るだけ一度にたくさんの量を食べないようにしてください。一度に食べる量を決め、まだ食べられると感じてもそのまま食べ続けないようにしましょう。

栄養バランスに気をつける

栄養バランスに気をつける

妊娠初期の食欲の変化は、単に食欲がある・無いだけではありません。食べたいもの・食べたくないものという嗜好の変化もあらわれ、中には甘いものやスナック菓子のようにカロリーが高いものばかり食べてしまう方もいるようです。

どうしても食べたいときに無理矢理我慢する必要はありませんが、デザートやお菓子ばかりを食べていると、栄養に偏りが出てしまいます。食事メニューを考える際には栄養価が高く、ヘルシーな食材を取り入れるようにしましょう。栄養バランスを考えて、すべての栄養素を満遍なく摂取するようにしましょう。

まとめ

妊娠初期の食欲増加・不振に関して知っておきたい知識をまとめてみました。妊娠初期というと、吐きつわりのように吐き気がするために、食欲がなくなり何も食べられないという状態をイメージしてしまいますが、実際には妊娠超初期から食欲が旺盛になり、とにかく食べてばかりいるという妊婦さんもいます。

妊娠初期・超初期の食欲の変化の原因を知り、それに対する対処法を身に付け、妊娠初期のデリケートな時期を上手に乗り越えましょう。

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