妊娠中の喉の渇きが気になる時に知っておきたいこと

妊娠中の喉の渇きについて知っておきたいこと 妊娠超初期・妊娠初期・妊娠中期・妊娠後期

妊娠中の喉の渇きは多くの妊婦さんに共通する症状です。妊娠中は新陳代謝が活発な時期、食事のときだけでなく、四六時中喉の渇きに悩まされることもあります。

妊娠中の喉の渇きの原因は、時期によってそれぞれ異なります。妊娠超初期・妊娠初期・妊娠中期・妊娠後期と、妊娠週によって喉が渇く原因は変わってきます。妊娠中の喉の渇きに適切に対処するには、まずその原因を把握することが大切。妊娠中の喉の渇きについて、その原因から対処法まで、ぜひ知っておきたいポイントをまとめてみました!

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喉の渇きは妊娠超初期の症状?

喉の渇きは妊娠超初期の症状?

妊娠超初期とはまだ妊娠初期とも呼べない時期、すなわち生理予定日一週間前くらいから生理予定日までの時期を指します。これはちょうど受精卵が着床する時期で、早い方はこの時期から妊娠の兆候を感じるといわれています。

妊娠超初期の症状にはさまざまなものがありますが、喉の渇きもそのひとつ。妊娠超初期にあらわれる症状について挙げてみましょう。

妊娠超初期とは?

妊娠超初期とは?

妊娠超初期とは排卵が起こった後、受精を経て子宮内膜に着床する時期を指しています。妊娠を待ち望んでいる方や不妊治療を行っている方にとって、排卵予定日から生理予定日までの時期は非常に重要な時期です。

妊娠したかどうか、一日も早く知りたいと思う方は、生理予定日の一週間前頃から妊娠の兆候を探してしまいます。しかし市販の妊娠検査薬が使用できるのは生理予定日の一週間後から。

妊娠超初期から妊娠の兆候があらわれることはありますが、これは必ずしも妊婦さん全員が感じるものではありません。ホルモン分泌に対する感受性の鋭い方や、体質的にホルモンの影響を受けやすい方、体の変化に敏感な方は、妊娠超初期から兆候を感じるようです。

妊娠超初期の症状とは?

妊娠超初期の症状とは?

妊娠超初期の兆候には、喉の渇きの他にどんなものがあるのでしょうか?妊娠超初期の典型的な症状とは、頭痛、眠気、だるさ、熱っぽさ、ほてり、匂いが気になる、足の付け根の痛み、食べ物の好みの変化、唾液が増える、おりものが増える、トイレが近くなるなど。

他にも胃のむかつきや肌荒れ、息切れ、動悸など、妊娠の兆候は実にさまざま。一見すると生理前の症状、あるいは風邪の症状にもよく似ていますので、妊娠しているかどうかは、生理予定日を過ぎてからでないとはっきりしません。

この様な症状があらわれ、さらに基礎体温が高温期を保ったまま、生理予定日を過ぎた場合には、妊娠している可能性も十分にあると心得ておきましょう。

妊娠超初期の喉の渇きの原因とは?

妊娠超初期の喉の渇きの原因とは?

妊娠超初期の喉の渇きの主原因は、女性ホルモンプロゲステロンのはたらきにあります。プロゲステロンは排卵以降に急に分泌量が増えていきます。妊娠しなかった場合には生理が始まる少し前から徐々に分泌量が減っていきますが、妊娠した場合には分泌量は増えたまま。

プロゲステロンには体に水分や養分を溜め込む作用があります。この作用により、体は水分を普段よりも大目に欲しがり、これによって喉の渇きが生じます。

妊娠初期の喉の渇きの原因とは?

妊娠初期の喉の渇きの原因とは?

妊娠初期は体にさまざまな変化が起こります。排卵日前から分泌が増加しているプロゲステロンは、妊娠初期はそのまま分泌量が増えた状態にあります。プロゲステロンの主なはたらきは、子宮内膜を着床に適した状態に整え、そして妊娠の継続を可能にすること。

プロゲステロンはエストロゲンと並び、女性の生理機能にとって必要不可欠なホルモンです。妊娠を助けるホルモンとも呼ばれるプロゲステロン。妊娠初期の喉の渇きの主原因は、このプロゲステロンのはたらきや妊娠によって体に起こる変化にあります。以下に妊娠初期の喉の渇きの原因を具体的に挙げてみましょう。

基礎体温が高くなる

基礎体温が高くなる

プロゲステロンには基礎体温を上げるはたらきがあります。排卵日以降基礎体温が高温期になるのはこのためで、妊娠が成立しなかった場合には低温期に移りますが、妊娠した場合はそのまま高温期が続きます。

普段よりも体温が若干高めになることから、熱っぽさやほてりを感じ、これが喉の渇きにつながります。

免疫力の低下

免疫力の低下

妊婦さんは感染症にかかりやすい状態にあります。これは妊娠すると免疫力が普段よりも低下するため。免疫力が高いままだと、おなかの胎児を体が異物と認識するおそれがあります。これを防ぐため、妊娠すると体自らが免疫力を低下させ、おなかの赤ちゃんを異物として認識させないようにします。

また妊娠するとホルモンの分泌量に大きな変化が生じることから、自律神経のバランスも崩れやすくなっていきます。自律神経のバランスの崩れもまた免疫力低下の一原因。自律神経のバランスが崩れ、交感神経が強く刺激されると、唾液の分泌が抑制され、これが喉の渇きの原因になります。

トイレが近くなる

トイレが近くなる

妊娠初期はまだまだおなかは大きくなっていませんが、おなかの胎児の成長とともに子宮はどんどん大きくなっていきます。大きくなっていく子宮に膀胱を圧迫され、妊娠中はトイレが近くなります。

頻尿になるのは、子宮の重みに膀胱が圧迫され、一回に出る尿の量が少なくなるため。何度もトイレに行ってしまい、排尿により体内の水分を失ってしまいます。

プロゲステロンのはたらきにより、体は水分を溜め込もうとする一方で、頻尿になり水分が失われる。体は失われた水分を補給させようと、喉が渇いた、というシグナルを出します。

唾液の分泌の増加・減少

唾液の分泌の増加・減少

妊娠初期のつわりのひとつに「よだれつわり」があります。これは唾液やよだれが多く出てしまう症状で、妊娠初期は唾液の分泌が多くなる時期でもあります。

唾液が多くなる原因は妊娠によって生じるホルモン変化のためと考えられますが、これとは逆に妊娠すると唾液が減る場合もあります。妊娠すると唾液が減る原因もいくつか考えられますが、主原因は自律神経のバランスが崩れることにあります。

ホルモン分泌のバランスの変化やつわりによるストレスにより、交感神経が優位に働くと、唾液の分泌が減ってしまいます。唾液が減ることにより、口内や喉に乾きや違和感を感じることが多くなることも、妊娠初期の特徴です。

妊娠中期・後期にも喉の渇きはある?

妊娠中期・後期にも喉の渇きはある?

妊娠初期の喉の渇きの原因について見ていきましたが、今度は妊娠中期から後期の喉の渇きについて考えて見ましょう。妊娠超初期・初期だけでなく、後期になっても、喉の渇きがおさまらない妊婦さんもいます。

妊娠中期の喉の渇きについて

妊娠中期の喉の渇きについて

喉の渇きに関しては、時期を問わずに最初から最後まで感じた、という妊婦さんもいれば、とくに妊娠初期と後期にひどかった、いう方もいます。

妊娠中期は体調が比較的安定している時期ですが、妊娠中期にも喉の渇きを感じた、という妊婦さんもいます。中期になったからといって喉の渇きがまったくなくなるわけではありませんが、妊娠初期や後期に比べると楽に感じる方が多いといえます。

妊娠中期はつわりが改善

妊娠中期はつわりが改善

妊娠中期には、おなかの赤ちゃんとお母さんをつなぐ胎盤がしっかりと出来上がり、これまでよりも体調が良くなった、と感じる妊婦さんが多くなります。安定期と呼ばれるのはそのせいで、それまで辛かったつわりの症状もおさまり、食欲も出てきます。

妊娠初期にはつわりのために食事が思うように出来ずに、唾液の分泌が減っていましたが、中期になるとつわりの症状も治まり、喉の渇きや違和感も改善されることが多いようです。

妊娠後期の喉の渇きについて

妊娠後期はますます大きくなるおなかを抱えての生活になるため、体力を消耗しやすい時期です。赤ちゃんの成長を支えるために、体は余分の養分や水分を必要としています。また妊娠中は体温も高めですから喉が渇く場合があります。

あまりにも喉の渇きがひどい場合には、妊娠糖尿病の可能性もありますので、先生に診てもらいましょう。

妊娠糖尿病の疑いがある場合も

妊娠糖尿病の疑いがある場合も

妊娠中の喉の渇きが異常に激しい場合には、妊娠糖尿病も疑われます。妊娠糖尿病とは妊娠してからはじめて、血糖値が高くなる状態を指します。

とくに妊娠中期以降にはインスリンが効きにくい状態に陥りますので、日ごろから血圧の高い方や肥満気味の方、家族に糖尿病の方がいる場合は、とくに注意が必要です。

妊娠糖尿病の兆候として挙げられるのは、喉の渇き、頻尿、だるさ、疲れやすさなど。しかしこれらの症状は妊娠につきものの症状ですので、妊娠糖尿病にかかっていると自覚できない方も大勢います。

妊娠糖尿病は妊婦定期健診で血圧や尿検査を検査する際に発覚することがほとんどですが、喉の渇きや頻尿の度合いが激しく、異常に思われる場合には、早めに医師に相談するようにしましょう。

妊娠中の喉の渇きに対する対処法

妊娠中は食べ物や飲み物に関する決まりがいろいろとあります。妊娠中に避けたほうがいい食べ物があるのと同様、飲み物に関しても妊娠中は出来るだけ控えたほうがいいものもあります。妊娠中に喉が渇いたときの飲み物などの注意点についてみていきましょう。

つわりがあるとき

つわりがあるとき

つわりの症状や程度は妊婦さんそれぞれ異なっています。つわりが非常に軽く、ほとんど感じない方もいれば、食べ物はおろか、飲み物を飲み込むことも辛いほど、吐き気が激しい方もいます。つわりでムカムカして、喉が渇いているにも関わらず、水を飲み込むのが無理。こんなときは、どんな飲み物がお勧めでしょうか?

つわりで水も飲めないときは、なんとか飲み込めそうな飲み物を選ぶしか方法がありません。出来れば糖分やカロリー控えめなものにしたいところですが、カロリーを気にするあまり、水分補給が不足してしまうのも困ります。

脱水症状に陥らないよう、飲めるものを少しずつ飲むようにしましょう。つわりのときは温かい飲み物よりも、冷たいもののほうが飲みやすくなります。

麦茶などのノンカフェイン飲料

麦茶などのノンカフェイン飲料

妊娠生活を出来るだけ快適に過ごすには、体重管理が大切です。水分を十分に補給しながら、尚且つカロリーが高すぎないようにするには、麦茶やレモン入りの炭酸などさっぱり系のドリンクがお勧めです。

ハーブティーはさっぱりしていて、カロリーもありませんが、子宮を収縮させるはたらきのあるものや過剰に飲むと便が軟らかくなるものもあります。このようなハーブティーは妊娠中には控えるべきですので、ハーブティーを飲む場合には、この点に注意するようにしましょう。

つわりで気持ちが悪いときは、レモンやオレンジなどの柑橘系の果物ジュースなども適しています。とくに水がどうしても飲み込めないときには、水気たっぷりの果物を使ったジュースを用意しておきましょう。

カフェインは控えめに

カフェインは控えめに

カフェインにはメリットとデメリットの両方があります。妊娠中はカフェインを過剰に摂り過ぎないように注意しましょう。コーヒーだけでなく、紅茶や緑茶などにもカフェインは含まれていますので、妊娠中はカフェインを含む飲み物には極力注意を払うようにしてください。

カフェインがおなかの赤ちゃんに与える影響については、いまだにはっきりとした科学的な証拠が示されているわけではありません。コーヒー1杯程度であれば問題ないといわれていますので、完全にカフェインを避ける必要はありませんが、飲む量を決めずに好きなだけ飲むのは避けるようにしましょう。

こまめに少しずつ水分を補給する

こまめに少しずつ水分を補給する

一気にたくさんの量を飲んでしまうと、トイレがさらに近くなり、妊婦さんへの負担は増すばかりです。妊娠中の水分補給は、こまめに少しずつ行うようにしましょう。外出する際には水や飲み物を持っていくことを忘れないようにしましょう。

むくみに注意

むくみに注意

妊娠中は血行が悪くなる傾向があり、むくみが生じやすくなっています。つわりで温かい飲み物を飲めない場合は別ですが、体を冷やさないようにするためにも、冷たい飲み物を飲みすぎることはお勧めできません。

つわりがひと段落して、温かい飲み物も無理せずに飲めるようになったら、冷たい飲み物よりも温かい飲み物を積極的に摂るようにしましょう。

体を内側から冷やしてしまうと、血行不良はさらに悪化してしまい、むくみの症状も改善されません。冷たいものの飲みすぎに注意しましょう。

まとめ

妊娠中の喉の渇きについてぜひ覚えておくべき知識をまとめてみました。妊娠中、とくに妊娠初期と妊娠後期は、喉の渇きを感じやすい時期です。

妊娠初期の喉の渇きはつわりの一種、また妊娠後期になると、おなかもいよいよ大きくなってきて、体力を消耗してしまい、喉がカラカラになります。妊娠中の喉の渇きに対する対処法を学び、マタニティライフを出来るだけ快適に乗り切るようにしましょう!症状が気になる場合は医師に相談し、指示を受けるようにしましょう。

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