臨月胎動が激しい産まれる?!臨月の胎動について知っておきたいこと

臨月の胎動について知っておきたいこと 妊娠後期

臨月に入れば出産までのカウントダウンが始まります。これまでの妊娠生活を振り返って赤ちゃんに会えるのが楽しみである反面、ちゃんと生まれてきてくれるのだろうか、陣痛の始まりが分かるのかといった不安に襲われることも多いでしょう。

臨月に入るとお母さんの体は出産に向けて準備が始まりますが、実は赤ちゃんもお母さんのお腹から外に出て行くために準備をしています。

その目安の一つが胎動で、よくよくチェックするとこれまでの胎動とは少し異なった動きがあるのが分かるでしょう。そこで、臨月の胎動の変化や陣痛との関係、胎動で気になることなどを詳しくご紹介します。

臨月の胎動はどう変わる?

臨月の胎動はどう変わる?

妊娠過程は個人で大きく変わるように、胎動の変化も個人差があります。加えて元気の良い赤ちゃんは臨月でも胎動が激しかったり、のんびり屋の赤ちゃんは胎動も大人しいなど赤ちゃんの性格も加わってくるので、臨月の胎動は一般的に指摘されているようなケースには当てはまらないことも多いです。

よく言われる臨月の胎動と異なっているとしても、定期健診で問題がないのならば不安になる必要は全くありませんので安心してください。ただ、臨月の妊婦の体の動きに伴う特徴的な胎動の変化がいくつかありますので、ご紹介しましょう。

胎動の間隔

胎動の間隔

妊娠8ヶ月頃になると、赤ちゃんの寝ている時間と起きている時間の区別がつくようになり、それに伴って胎動がある時とない時がはっきりしてきます。

ただ、最初のうちはその間隔が短いため胎動に集中していなければ分からないかもしれません。臨月に入ればその間隔がある程度長くなるので、多くの妊婦さんが今までの胎動の違いに気がつくでしょう。

胎動が急に無くなって心配になる妊婦さんも多いですが、赤ちゃんが寝る時間に入っただけと言うこともあります。しばらくして再び胎動が始まれば問題ありませんので、赤ちゃんの睡眠パターンを一度確認しておきましょう。

胎動の変化を感じる

変化を感じる

臨月の赤ちゃんの体重は3000g前後となり、妊娠8~9ヶ月ごろにピークを迎える羊水量は少しずつ減少していきます。

赤ちゃんと子宮の間のクッションとなっていた羊水が減少することと、赤ちゃんの手足の力が強くなることから、胎動もぐっと内側から押されるような力強い動きに変わっていきます。個人差があり、スペースが狭くなり動きが穏やかに感じる方もいます。

また、十分に成長して子宮の中でくるくる姿勢を変えることが出来なくなり、胎動を感じる場所も決まってくるようになります。あまりの痛さに動けなくなる妊婦さんもいるくらいですが、元気な証拠だと捉えるようにしてください。

胎動の位置が下がる 降りてくる

胎動の位置が下がる

臨月に入ると、赤ちゃんは体外に出るために子宮口へ移動します。赤ちゃんの頭が骨盤に納まると赤ちゃんの重さで子宮自体も下に動いて、いわゆるお腹が下がる状態になりますが、その動きで胎動もいつもより下の位置で感じるようになります。

特に初産の方は「お腹が下がる」という感覚が分かりづらいのですが、この胎動の変化でお腹が下がった状態を確認できるでしょう。お腹が下がればいよいよ出産までのカウントダウンがスタートしますから、毎日胎動の位置をチェックしてみましょう。

逆子の胎動はどんな感じ

逆子の胎動はどんな感じ

臨月に入ればこのまま自然分娩できると安心してしまいますが、赤ちゃんが平均よりも小さかったり頭が骨盤に納まる前だと臨月でも逆子になる可能性があります。

逆子の赤ちゃんは足が頭よりも下にあるので、胎動もおへそより下付近で感じるようになります。もしも、急に胎動の位置が変わった時はすぐ病院に相談しましょう。

今までの定期健診で問題ないと言われても、臨月は体に溜まった疲労や赤ちゃんの重さなどで予期しないトラブルが発生することがあります。急に逆子と言われるとショックかもしれませんが、落ち着いて今度の対処法を担当医と相談してください。

臨月の胎動で気になること

臨月の胎動で気になること

臨月の胎動はこれまでと違うという意見が多いですが、中にはどう違うのか分からなかったり今までと全く変わらなくて不安に思う方もいらっしゃいます。

臨月はいつ陣痛や破水が起こってもおかしくありませんから、胎動が何かのきっかけになるのではないかと毎日気になって疲れてしまう方もいるでしょう。そこで臨月の妊婦さんがどんなことで胎動を気にしているのかをピックアップしてみました。

胎動が激しい・回数が減らない

胎動が激しい・回数が減らない

臨月は赤ちゃんが十分に成長しているため、お腹の中で多少狭苦しい思いをしているかもしれません。しかし、寝ている時以外は普段と変わらないように動いています。

臨月は胎動が少なくなると言う話がありますが、現在はその話の真実性は認められていません。実際は赤ちゃんはお母さんが陣痛や分娩で辛い思いをしている最中もしっかり動いているので、激しすぎるからと心配になることは全くないのです。

胎動がなくなった、感じない

胎動がなくなった、感じない

いつも赤ちゃんが起きているはずの時間帯に胎動がなくなったと思った時は、すぐに病院に連絡しましょう。

お母さんからきちんと酸素が送られていれば、赤ちゃんは生まれるまで動き続けますが、胎動が減ったということは胎盤機能不全やへその緒が赤ちゃんに絡まるなど、お腹の中で何かトラブルが発生した可能性があります。

診察の結果によっては緊急帝王切開を行い一刻も早く赤ちゃんを取り出す必要が出てきますので、臨月だからと決め付けず、病院で問題ないと確認をもらうようにしてください。

胎動カウントで確認

胎動カウントで確認

胎動が少ないのでは?と心配になった時は、まず横になって安静にしましょう。特に昼間はあれこれ動きますので、胎動に気づかないことがあります。

1時間ほど横になって、ゆっくりしているうちに胎動が感じられたら問題ないと言えるでしょう。また、胎動を10回感じる時間を計る胎動カウントを毎日の習慣にすると、胎動の異変をすぐキャッチでき、大事に至らずにすみます。胎動カウントアプリもありますので、上手く活用してください。

子宮口が痛いときは

子宮口が痛いときは

胎動を感じた時に、膣の奥がチクチクするような痛みを覚える方も多いです。赤ちゃんが下りてくると子宮口に圧力がかかり、更に赤ちゃんが動いて刺激され柔らかくなります。

その時にチクチクした痛みを感じるのですが、子宮口が開く前の準備段階が始まっていると考えてよいでしょう。また、赤ちゃんの体重を支えるため靭帯を緩める作用を持つリラキシンというホルモン分泌が増える時期でもありますから、恥骨や股関節・骨盤も痛むようになります。

痛みが酷くなれば日常生活を送るのも大変になってしまうので、腰周辺をカイロで温めて血行を促し、少しでも痛みを軽減するようにしましょう。

出産間近かも?

出産間近かも?

子宮口が痛くなれば出産もすぐそこ、と言われていますが、子宮口が十分柔らかくなってから少しずつ開いていき分娩へと進むまでにはかなり時間がかかります。その進み方は個人によって大きく差があり、スムーズに開く方もいれば、陣痛が起きても子宮口が開かず何日も苦しい思いをする方もいらっしゃいます。

もしこの時期に子宮口が硬いまたはピタッと閉じているような場合は、医師から運動をして子宮口の開きを促進するよう指導されますので、分娩を長引かせないためにも従ってください。

胎動で膀胱が痛い 胃が痛い

胎動で膀胱が痛い 胃が痛い

赤ちゃんが成長しきった臨月は、赤ちゃんが手足を動かす度にお母さんの内臓に当たって、ただ痛いだけでないトラブルにつながってしまうこともあります。

子宮のすぐ近くにあるのが膀胱と胃ですが、膀胱は子宮に押されて尿を溜めて置ける量が少なくなり、すぐ膀胱がパンパンになってしまいます。そうやって膨らんだ膀胱を赤ちゃんが触って遊ぶので、痛みとともに尿漏れや頻尿につながってしまうことが多いです。

また、胃も子宮にいる赤ちゃんにとっては触りやすい形なのか、下から胃をぎゅっと押し上げるようにして遊ぶため、せっかく赤ちゃんが下がってスッキリしても、胎動で吐きそうになってしまう妊婦さんも出てきます。トイレに行く回数を増やしたり、食事の量を減らして回数を多くするといった対策をとるようにしましょう。

胎動が痛い!そんな時の対処法

胎動が痛い!そんな時の対処法

力強い胎動にうずくまってしまうこともしばしばあるでしょう。赤ちゃんが元気だと分かって嬉しいのですが、あまりにも痛いとどうにかならないか、と思ってしまうのが本音です。

そこで、胎動が痛い時の対処法をいくつかご紹介します。赤ちゃんに蹴られて痛みで動けないような時にぜひ試してみてください。

お腹を軽くゆする

お腹を軽くゆする

お腹を両手で支えて少し揺するようにすると、赤ちゃんの手足の位置が少しずれます。ひじやかかとなど痛い部分が当たらないようになれば、胎動の痛さも軽減できます。

また、その時に両手でお腹をさすって温めると自律神経の副交感神経が優位になって、出産への不安や胎動へのイライラも落ち着いてくるでしょう。お母さんが落ち着けば赤ちゃんもお腹の中で過ごしやすくなるので、双方にとってプラスになります。

寝る姿勢を変える

寝る姿勢を変える

夜は胎動に集中できる時間ですから、昼間よりも胎動を痛く感じることがあります。そんな時はお腹を揺すったように、寝る姿勢を変えて赤ちゃんの位置を変えましょう。

もうすでに仰向けやうつ伏せでは寝られませんが、左を下にして横向きに寝ると胎動の痛みを軽減できます。

また、妊娠中におススメされているシムスの体位に抱き枕をプラスすると、上半身を枕に預けられるので余計な力が入らずリラックスできますし、足に挟めば腰やお腹への負担を抑えられます。産後は授乳クッションとしても利用できますので、ぜひ使ってみてはいかがでしょうか。

陣痛開始と胎動の関係

陣痛開始と胎動の関係

胎動が少なくなったら陣痛の始まりが近いと言われていますが、胎動の回数はあまり関係なく、実際は強い胎動に引き起こされるお腹の張りを、陣痛始まりのお腹の張りと混同している可能性が考えられます。

臨月に入れば何もしなくてもお腹の張る回数が増えますが、あまりにも張りが強いと陣痛の開始ではないかと考えてしまうのです。胎動が引き起こすお腹の張りは安静にしていれば次第に治まってきますが、陣痛の場合は安静にしていても同じような間隔でお腹が張り、次第に間隔が短くなるのが特徴です。

強い張りがあるたびに陣痛では?と考えると疲れてしまいますから、それよりは休憩の合図と考えて休むようにしましょう。

胎動以外の陣痛開始の兆候

胎動以外の陣痛開始の兆候

胎動以外にも陣痛が始まる兆候はいくつかあります。まず一番分かりやすいのが「おしるし」と呼ばれる出血です。子宮内膜がずれた部分からの出血で、これが認められると陣痛開始はすぐ近くまで来ている証拠になります。

その他には破水があり、破水が刺激となって陣痛を引き起こします。破水した場合は赤ちゃんへの感染を防ぐために、一刻も早く病院で検査を受け分娩に臨みましょう。

胎動に変化があったら注意すること

胎動の位置が下にずれると、しばらくして子宮口が少しずつ開くようになります。医師は子宮口の開き具合とこれまでの検診の様子を見て、まだ時間がかかるか、もうそろそろかを判断します。

入院・出産の準備はしてあったとしても、もうそろそろと言われたら再確認してみましょう。意外と忘れていることが多いものです。また、その他にも陣痛を待つ間に注意することを見てみましょう。

入院中の家族・産後の用意を確認しましょう

入院中の家族・産後の用意を確認しましょう

入院の準備はばっちりでも、入院中や産後の準備は大丈夫でしょうか。入院中ご主人が一人で家にいる間の食事の準備や、出産後の書類関係は今のうちにご主人と一緒に確認しておくと、いざと言う時にバタバタしなくてすみます。

また、産後の赤ちゃん用品はすでに完璧にそろえてあるかもしれませんが、お母さんの産後の準備は置いてけぼりな部分が多いです。

産後は体型も変わり授乳もあるので、妊娠前の服では間に合わないかもしれません。授乳服を買う必要はありませんが、妊娠前の服が産後も使えるかどうかチェックしておくと安心です。

適度な運動をして出産に備える

適度な運動をして出産に備える

陣痛は、子宮が強く収縮して赤ちゃんを押し出す時の痛みです。ここで運動不足だったり筋肉の伸びが弱いと、十分に収縮できず陣痛が長引いてしまいます。

陣痛が長引けばお母さんも赤ちゃんも疲れて最終的に帝王切開と言うこともありえますので、そんなトラブルを避けるためにも陣痛が起きる前にしっかり適度な運動をしましょう。

スクワットや股関節のストレッチは、産道の柔軟性を高めて赤ちゃんが通り抜ける時の大きなサポートとなりますし、ウォーキングは全身の力を使う分娩に耐えられるだけの体力を養います。臨月の適度な運動は大切ですから、最後の一押しと思ってがんばってください。

まとめ

臨月の胎動は、赤ちゃんが出産に備えて動くために、今までの胎動に比べると変化しています。個人差がありますが、臨月の胎動は落ち着いてくる場合と、胎動が出産前まで変わらないお母さんもいます。

もし急に胎動の回数が減るような異変の場合はトラブルの可能性がありますから、すぐ病院に連絡してください。臨月は出産へのカウントダウンが始まっていますから、いつ始まってもよいように準備を怠らないようにしましょう。赤ちゃんに会えるのももう少しです。妊娠生活も最後と思って楽しく過ごしてください。