マタニティマークを付けるときに知っておきたいこと

マタニティマークを付けるときに知っておきたいこと メリット デメリット いつ頃 もらえるのは?

妊産婦さんがつけるマタニティマークについてご存知ですか?これは厚生労働省の提言による取り組みで、妊産婦さんに優しい環境づくりを目指すもの。妊産婦さんが交通機関を利用する際につけてもらうことにより、周囲の方から座席を譲ってもらったり、サポートしてもらいやすくすることがその目的です。

もらってつけておくと便利そうなマタニティマークですが、いつ頃からつければよいのか?つけるメリット・デメリット、どこでもらえるのか?など、よく分からないこともたくさんあります。

妊産婦さんの安全性や快適さを確保するという目的とは裏腹に、マタニティマークをつけていてマタハラにあった、という妊婦さんも少なくないようです。マタニティマークの利用について迷っている妊婦さんにぜひ読んでもらいたい、マタニティマークを付けるときに知っておきたいさまざまな情報を幅広くご紹介していきます。

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マタニティマークとは?

マタニティマークとは?

マタニティマークとは厚生労働省が規定しているものマークで、その目的は妊婦さんの妊娠・出産に関する安全性と快適さを確保すること。具体的には妊産婦さんが交通機関に乗車する際に身につけることで、周囲の方々が妊産婦さんが乗車していることに気づき、適切な配慮をしてくれることを促します。

もうひとつの利用方法は、妊婦さん自身が利用するのではなく、この趣旨に賛同する交通機関、職場、飲食店、公共機関が利用するもので、妊産婦さんに優しい環境作りに役立てます。

マタニティマークってどんなデザイン?

マタニティマーク

厚生労働省が規定しているマタニティマークは、国民運動計画「健やか親子21」推進検討会によって2006年に発表されたもの。淡いピンク色のハートマークの中に、ママと赤ちゃんのイメージをあしらったロゴで、ビジュアル的にも可愛いマーク。妊婦さんが外出する際にバッグに付けられるよう、ストラップやキーホルダーにマタニティマークのデザインをあしらったグッズがたくさん用意されています。

厚生労働省規定のものの他にも、オリジナルデザインのマタニティマーク付きのストラップやキーホルダー、バッチも市販されています。車用のサインにもマタニティマークが付いたものがあり、マグネットタイプやシール、ステッカーなどいろいろなタイプがあります。

マタニティマークはどこでもらう?

マタニティマークはどこでもらう?

厚生労働省による発表では、平成28年1月時点において、ほとんどの自治体はなんらかの形でマタニティマークを配布しているとのこと。マタニティマークは母子手帳と一緒にもらえることが多く、ストラップやキーホルダー、バッチが多いようです。

母子手帳交付時以外では、母親学級において配布しているところもありますので、お住まいの市町村の窓口で確認しておくようにしましょう。※参照2

市町村が配布しているもの以外にも、妊婦さん向けの雑誌の付録として付いていることもあります。JRや航空会社でもマタニティマークの配布をしています。JR東日本ではボールチェーン付きのマタニティマークを用意、無人駅以外の全駅で配布。航空会社の場合は、搭乗の受付を行うカウンターで申出るとマタニティタグをもらえます。

他にも産婦人科で独自のマタニティマークを用意していることもあります。前述したように配布されるもの以外にも、Baby in meのようにオリジナルのデザインのマタニティマークも販売されていますので、好みや用途に合わせていろいろ取り揃える方もいます。

マタニティマークはいつから付ける?

マタニティマークはいつから付ける?

母子手帳と一緒にもらったマタニティマーク、いつから付ければいいのか、迷ってしまう方も多いようです。せっかくもらったものなので、すぐに付けたいと思う方もいれば、妊娠初期から付けるのは自慢しているようで躊躇われる、という方もいます。

マタニティマークはあくまでも妊産婦さんに対する気遣いやサポート体制を促す取組みで、妊婦さん全員の着用が法律で定められているわけではありません。実際に妊娠中一度もマタニティマークを付けなかったという妊婦さんもいます。

マタニティマークを付けるか、付けないか、妊娠初期から付けるか、それとも妊娠後期になってから付けるか?は一人一人の妊婦さんの考え方や状況次第。付けるメリットとデメリットを考え合わせた上で、いつから付けるか決めるようにしましょう。

マタニティマークのメリットとは?

マタニティマークを付けることのメリットとはどんなものでしょうか?マタニティマークを付けることによりどのようなメリットが期待できるのか、まとめてみました。マタニティマークの利用法は主に二つ、一つは妊婦さん自身に身に付けてもらうこと、もうひとつは公共団体やレストラン、ショップなどで禁煙に対する理解や協力をお願いすること。マタニティマークによりもたらされるメリットについていくつか挙げてみました。

交通機関で席を譲ってもらえる

交通機関で席を譲ってもらえる

厚生労働省によるマタニティマークの趣旨は、妊婦さんに付けてもらうことにより、周囲の方が妊婦さんに配慮を示しやすくすること。これはつまり、電車やバスでマタニティマークを付けている女性を見かけたら、席を譲りましょう、という提言。

嫌がらせをされることもある?

この趣旨に基づくと、高齢者や怪我をしている人同様、電車やバスの中では妊婦さんに対しても座席を譲ることが望ましいと言えますが、実際に席を譲ってもらえるかどうかは、周囲の方次第。場合によっては、席を譲ってもらえるどころか、嫌がらせをされたり、嫌味をいわれることもありますので、過度な期待はしないほうが賢明でしょう。

マタニティマークを配布しているJRやバス会社もありますが、会社自体として趣旨に賛同していても、妊婦さんに必ず座席を譲るよう、他の乗客の方に強制することは出来ません。マタニティマークを付けて、バスや電車に乗ることに関しては賛否両論いろいろな意見があります。

航空機に搭乗する場合

航空機に搭乗する場合

航空会社の中には搭乗する妊婦さんに対してマタニティタグを配布しているところもあります。航空会社では妊婦さんが搭乗する際には、一般の乗客よりも先に搭乗できる事前改札サービスを設けていますので、こちらを利用すると大勢の乗客に混じって狭い 通路を押されながら通る必要がありません。妊婦さんだけでなく、乳児を連れての搭乗の際にも利用できます。

他にも機内において妊婦さんや赤ちゃんに不都合がないようにサポートしてくれるサービスもあり、妊娠中の帰省や旅行の際に便利です。

緊急時に妊娠していることがすぐに分かる

緊急時に妊娠していることがすぐに分かる

たとえば外出先で不測の事態が生じてしまい、気分が悪くなったり、怪我をした際にもマタニティマークは役立ちます。

妊婦さん本人が自分で説明できる状況になくても、マタニティマークを付けてさえいれば、その場に居合わせた方にも、駆けつけた救急隊員の方にも、妊娠中ということが一目で分かり、適切な対応を取ってもらえます。妊婦さんと分かれば、診察券や母子手帳からかかりつけの病院が判明し、すぐに連絡してもらえます。

マタニティマークを付けるデメリット?

可愛い色合いとデザインのマタニティマーク。もらったらすぐにバッグや携帯に付けたくなりますが、マタニティマークを付けるのは逆に危ないという話もあります。マタニティマークを付けることのデメリットとは何でしょうか?

ハラスメントを受ける可能性があること

ハラスメントを受ける可能性があること

マタニティマークを付けて電車に乗っていたら、見ず知らずの他人におなかを強く押された、押しのけられた。このような不快且つ危険な経験をする妊婦さんもいます。マタニティマークを付けている女性は優先席の対象ですが、このルールをまったく無視する方は少なくありません。

妊娠は病気じゃない、妊娠してるのにどうして電車に乗るんだ、妊娠くらいで座席に座ろうとするのはずうずうしい、などの言いがかりを付けられ、悲しい思いをした。こんな体験談を聞くと、マタニティマークを付けないほうがかえって良いのでは?と思わされます。

マタニティマークに対するネガティブな感情

マタニティマークに対するネガティブな感情

マタニティマークの趣旨とは、妊娠中の女性に優しい環境を目指すこと。しかし現実にはこれに対してネガティブな感情を抱いてしまう方がいるのも現実。マタニティマークを付けて嫌がらせにあった、という妊婦さんは意外に多く、職場でのマタニティハラスメント同様、このような事件は日常茶飯事と言えるでしょう。

マタニティマークを付けて外出する際には、妊婦さんに対する気遣いや思いやりを持てない人もいることをきちんと理解しておくことが必要です。

不妊治療をしているにも関わらず成果が上がっていない女性、妊婦さんは通勤ラッシュの時間帯に電車を利用すべきではない、と考える男性。年配の女性の方でマタニティマークに対して共感を持てない方は少なくありません。妊婦さんだけが優先されるべきではないと感じてしまう人も大勢います。

自慢しているように思われる

自慢しているように思われる

まだ妊娠初期にも関わらずマタニティマークを付けていると、妊娠を自慢しているのでは?勘違いしているのでは?と受け止める人もいます。前項にも挙げましたが、みながみな妊娠・出産に対して肯定的な感情を抱いているわけではありません。

流産や死産を経験した、子供がいない、独身あるいは未婚など、妊娠中の女性に対して気遣いや思いやりを必ずしも持つとは限らない状況も考えられます。マタニティマークを付けて外出する際には、このような点に十分留意しましょう。

配慮が足らないと思われる

配慮が足らないと思われる

満員電車で座席に座りたいと思っているのは妊婦さんだけではありません。優先席に優先的に座れるのは妊婦さんや小さな赤ちゃん連れの女性だけではなく、高齢者、障がいを持つ方、怪我をしている方、体調不良の方など、優先席を利用する資格のある方は大勢います。

その中で妊婦さんだけがマタニティマークを付けているのは、配慮が足らない、これみよがしに付けていると思われる可能性があります。

マタニティマークを付ける際の注意点とは?

マタニティマークを付ける際の注意点とは?

妊婦さんに優しい環境づくりに向けて制定されたマタニティマークですが、かえって付けないほうがいいといわれることもあるほど、本来の趣旨とは違った反応を返されることも多々あります。

マタニティマークをつけた女性にはそれなりの配慮をしましょう!というのが、厚生労働省の提言ですが、現実はそれほど甘くありません。実際にマタニティマークを付けていて嫌がらせや暴力を振るわれた、という事例も報告されていますので、使用に当たっては妊婦さんのほうでもそれなりの意識を持っておく必要があります。

交通機関を利用する際の注意点

満員電車や混雑している時間帯に電車やバスに乗ることは、必要最小限に留めるようにしましょう。マタニティマークを付けているからといって、譲ってもらって当然という態度を取るのはやめましょう。乗車の際には優先席近くや女性車両に乗ることを心がけたほうが良さそうです。

感謝の気持ちを忘れずに

高齢者や障がいを持つ方、赤ちゃん連れの方と同じように、妊婦さんに対しても親切な心配りをすることは、社会的なマナーのひとつですが、残念ながらそのような心持ちになれない方もいます。

このようにマタニティマークを付けていて危険な目に遭ったという方がいる一方で、見知らぬ通りがかりの人に非常に親切にされたという方もいます。マタニティマークを付けていて親切にされたら、感謝の気持ちを忘れずに、謙虚な気持ちで受け止めるようにしましょう。

マタニティマークはどこに付ける?

amazon:マタニティマーク キーホルダー

マタニティマークの大半はチェーン付きのチャーム状でバッグに付けられるようになっています。バッグや携帯に付けることが一般的ですが、あまり目立つところに付けたくない場合には、バッグインバッグや小物入れなどに付けると、不特定多数の目には触れませんので安心です。

車を運転される方の場合

amazon:マタニティマーク・車用マグネット

妊娠中でも車を運転される方は、妊娠が分かったらマタニティマークのカースティッカーやマグネットを忘れずに用意しておきましょう。

まとめ

マタニティマークについてぜひ知っておきたいポイントをまとめてみました。ピンク色で可愛いデザインのマタニティマーク。

もらったら早速バッグや携帯に付けてみたくなりますが、マタニティマークを付けていたことにより嫌がらせをされ、悲しい思いをする妊婦さんもいますので注意が必要。マタニティマークを付ける前にメリットとデメリットの両方についてしっかり把握しておくようにしましょう。

参照1 厚生労働省 マタニティマークについて
参照2 厚生労働省 マタニティマークに関する取組の状況調査の結果

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