妊娠検査薬のフライング検査にならないために知っておきたいこと

妊娠検査薬のフライング検査について知っておきたいこと

妊活をしている方は特に、排卵後から生理が始まるまでの期間妊娠したかどうか気になってソワソワしてしまいます。手っ取り早く妊娠したかどうかを調べるには妊娠検査薬が一番ですが、気になるからといって排卵後すぐに試すと正しい結果がでない可能性があります。

受精卵が着床するとそこからhCGホルモンが分泌し、日が経つにつれて分泌量は急増しますが、妊娠検査薬はこのホルモン分泌量が一定値を超えると陽性反応を示すようなシステムになっています。

しかし分泌量が一定値を超える前に妊娠検査薬を試してしまうと、実際は妊娠しているのに陰性の結果が出てしまうことがあります。そこで、フライング検査となってしまう条件や避けるための方法などを、詳しくご紹介します。

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フライング検査とは

フライング検査とは

フライング検査とは、妊娠検査薬メーカーが提示する検査時期よりも早く検査をしてしまうことを指します。

妊娠検査薬の検査時期は、一般的なものなら生理予定日1週間後で早期妊娠検査薬の場合は生理日当日ですから、それ以前に妊娠検査薬を試した場合はフライング検査となります。

検査時期より早いことは十分承知していますが、それでももしかしたら陽性と分かるかもしれないという気持ちで試す女性が多いことが、フライング検査という言葉を生み出したのだと言えるのかもしれません

フライングした時の結果はどうなる?

フライングした時の結果はどうなる?

妊娠検査薬は真ん中に判定窓があるスティックタイプで、陽性時・陰性時で両方の窓に縦の青や赤の異なるラインが出るようになっています。

着床後は日を追うごとにhCGホルモンの分泌量が増加するので、着床後すぐに検査をすると何も出ませんが、生理予定日を過ぎるとだんだん青のラインがはっきりするというように、通常の検査時期に近い時のフライング検査では結果が異なります。

いつから反応するか hCGホルモン分泌量

hCGホルモン分泌量の推移

妊娠陽性の目安となるhCGホルモンは、どのように分泌量が変化していくのでしょうか。着床後hCGホルモン分泌が開始され、妊婦さんの尿に混ざって排出されます。

着床してから5日目は生理周期が28日の方の場合の生理予定日に当たりますが、その時のhCGホルモン分泌量は50IU/Lを超えます。

この数値は一般的な妊娠検査薬で陽性となる値ですが個人差があるため、確実を期すためにもメーカーでは生理予定日から1週間後に検査をするように指導しているのです。

早期妊娠検査薬ならフライングにならない?

早期妊娠検査薬ならフライングにならない?

一般的な妊娠検査薬の陽性判断はhCG値が50IU/L以上ですが、早期妊娠検査薬は25IU/L以上という低い値で陽性を判断できます。

25IU/Lは着床後3日目に分泌する値ですから、一般的な妊娠検査薬が生理予定日1週間後なのと比べるとかなり早く結果が分かります。

着床後3日の段階で一般的な妊娠検査薬を使うとフライングになってしまいますが、早期妊娠検査薬ならかなり正しい結果が得られますので、どうしても早く知りたいという方は早期妊娠検査薬を試してみてはいかがでしょうか。参考:労働者健康福祉機構 妊娠検査について

妊娠検査薬を使う時期を計算する

妊娠検査薬を使う時期を計算する

フライング検査は結果を間違える可能性があるので、正確な結果を得るためにも妊娠検査薬を使う最適な時期を把握する必要があります。生理周期が大体一定しているという方は、前回の生理開始日に生理周期の日数を足すと生理予定日が分かります。

そして、その生理予定日に7を足すと妊娠検査薬を使うのに最適な日にちが出てきます。生理周期や生理開始日を入力するだけで自動的に計算してくれるアプリなどもあるので、迷ったら自己判断せずに一度計算してみましょう。

生理不順の場合

生理不順の場合

生理周期が一定せず毎月バラバラだと、次の生理予定日が分からず自己判断で検査をしてしまうためフライング検査になりやすいです。

前回の生理開始日から前々回の生理開始日を引いた日数を生理周期として計算する方法もありますが、確実に知りたいのならば基礎体温を測って排卵予定日を特定し、その日から2~3週間後に妊娠検査薬を使う方法が一番です。

基礎体温は数ヶ月測って記録をつける必要がありますが、生理不順の原因なども分かりますので、妊娠を望む方はぜひ習慣にしてください。

妊娠検査薬の精度を上げるために気をつけること

妊娠検査薬の精度を上げるために気をつけること

国内メーカーの妊娠検査薬の精度は99%以上という高いものですが、これは確実にhCGホルモン分泌量が50IU/Lを越える生理予定日から1週間後に検査した場合に限ります。参考:妊娠検査薬 クリアブルーオムロン株式会社

それより前に検査すると正確な情報が得られませんが、どうしても早く知りたいという心境からフライングを繰り返してしまう方も多いでしょう。そこで、フライングでも精度を上げられるようなポイントをご紹介します。

朝一番に検査する

朝一番に検査する

hCGホルモンは尿に混ざって排出されます。トイレに行く回数が多ければその分hCGホルモンも一緒に出てしまうので、いざ検査しようと思った時にhCGホルモンが不足してしまい、実は妊娠しているのに陰性となってしまったなんてケースも見受けられます。

確実に結果を知りたい場合は、朝一番の検査がおススメです。就寝中は尿が溜まるので、hCGホルモン値も妊娠検査薬に反映しやすい状態になっています。

今の妊娠検査薬は朝・昼・夜いつ検査しても正しい結果が出るようになっていますが、フライング検査をする場合は朝一番を狙いましょう。

水分を沢山取らない

水分を沢山取らない

尿量が多くなると、混ざっているhCGホルモンの濃度が低くなります。濃度が低くなれば、いくら妊娠検査薬を使う日をきちんと計算しても正しい結果が得られません。

そうでなくとも妊娠超初期には頻尿の症状が現れやすいですから、水分を沢山摂れば頻尿の症状と相まって余計に尿量が増え、hCGホルモンまでも排出して陰性の結果が出てしまいます。

水分摂取を控えめにすると同時に、利尿作用があるコーヒー・紅茶・緑茶などは妊娠の結果が分かるまで避けた方が良いでしょう。

紙コップなどの容器の中に入れて検査する

紙コップなどの容器の中に入れて検査する

妊娠検査薬は検査スティックに尿をかけますが、吸収体に十分量の尿が吸収されるには2~10秒間尿をかける必要があります。ただ、中には緊張から手が震えて上手く出来ない方もいらっしゃいます。

きちんと吸収されなければ正確な結果が現れませんから、この方法が難しいという方は紙コップに採尿してその中に吸収体を浸す方法があります。この場合は5~20秒間ですが、確実に吸収できる分結果も期待できそうですね。

取扱説明書をしっかり読む

取扱説明書をしっかり読む

フライング検査をする方は、たいてい陽性が判明するか生理が来るまで複数回妊娠検査薬を使います。少しでも違う結果を得ようと、様々なメーカーの妊娠検査薬を取り揃えて使う方もいらっしゃるでしょう。

基本中の基本ですが、妊娠検査薬を使う前に一度取扱説明書を読み直してみましょう。どのメーカーの妊娠検査薬も同じような形をしていますから、どれを使っても同じようなものだろうと思ってしまいがちです。

しかし、実際は尿をかける時間や判定までの時間など、メーカーによって少しずつ異なります。例えばいつも使う妊娠検査薬は2秒尿をかけますが、メーカーによっては10秒必要な製品もあるためきちんと吸収できず正しくない結果が出てしまうのです。

再検査は日を空ける

再検査は日を空ける

きちんと手順を踏んで妊娠検査薬を使っても判定窓に何も出なかったり、見えるか見えないかといった状態でラインが現れた時は、はっきり知りたいと思うあまり、続けて2回目の妊娠検査薬を試してしまう方もいらっしゃるでしょう。

しかしhCGホルモンの分泌量は短時間で急激に増えるわけではありませんから、結果は同じで妊娠検査薬にかかった費用が無駄になってしまいます。

次の妊娠検査薬で結果を確実に知りたいのなら、当日に何回も繰り返すのではなく、2~3日おいてから再検査することをおススメします。この数日は長く感じるかもしれませんが、はっきりした結果を得るためにも我慢して待ちましょう。

こんな時はどう判断すべき?

どの妊娠検査薬も、陽性時・陰性時にどのように線が現れるかをきちんと説明しています。しかし、場合によっては説明書にないような状態になってしまうことがあります。そのような場合はどう判断すればよいのでしょうか。

線が消える

線が消える

判定窓に線が現れて「妊娠した!」と喜んでいるうちに、消えてしまうことがあります。陽性の場合は線の色が薄かったとしても消えることはありませんから、この場合は妊娠検査薬の試薬が間違って反応してしまった陰性である可能性が高いです。

時間が経ってから線が出る

時間が経ってから線が出る

たいていの妊娠検査薬は、数分で結果が出るようになっています。しかし10分以上経ってから線が現れる場合は蒸発線の可能性が高いです。

蒸発線は妊娠検査薬内の尿が蒸発して成分が変わり、試薬が誤反応する時に現れる線のことですが、メーカーでは判定時間よりも時間が経ってから何らかの線が現れた時は無効とするように注意しています。

もしかしたらと思う気持は十分に分かりますが、今回は諦めて日にちをおいて再度検査しましょう。

横線・違う色の線が出る

横線・違う色の線が出る

通常判定線は縦に現れますが、まれに横線が出ることがあります。また、判定線は青や赤などはっきりした色で示されますが、それとは違う色が出てしまうことがあります。

これも蒸発線によるもので、試薬に尿がしみ込む時に起きる誤反応の状態です。このような状態ではこれ以上変化が起きることはありませんから、この妊娠検査薬は破棄して、数日後に再度検査するようにしましょう。

判定結果が出ない

判定結果が出ない

陽性にしろ陰性にしろ、妊娠検査薬に尿をかけたら何らかの反応が出ます。しかし10分以上経っても何の変化が見られない時は、妊娠検査薬にかける尿量が多すぎたり違う場所にかかって試薬が反応しなかった可能性があります。

また、尿をかけた後に早く結果を出そうと妊娠検査薬を振ったり逆さまにした場合も、正確な反応が起こらずに判定窓に変化が起きないことも少なくありません。正しい結果を得るためにも、妊娠検査薬に尿をかけた後は結果が出るまで水平に置いて待ちましょう。

フライングなのに線がはっきりしている時は

フライングなのに線がはっきりしている時は

フライングと分かって検査をしたのに、生理予定日1週間後の妊娠検査のようにはっきり陽性となることがあります。この場合は妊娠と失敗の両方の可能性があり、妊娠した場合は多胎妊娠が考えられます。

多胎妊娠だとhCGホルモンの分泌量が単胎妊娠よりも多くなるので、フライング検査のような早い時期でも陽性値を越えることがあるのです。

妊娠していない場合は試薬の誤反応が考えられますが、特に海外製の妊娠検査薬は品質が安定していないので、誤反応であっても陽性時のような線が現れるケースもすくなくありません。どちらにしろ、数日おいてから再度検査しましょう。

デジタル式妊娠検査薬ならフライングでも正しい結果が出る?

デジタル式妊娠検査薬ならフライングでも正しい結果が出る?

すでにhCGホルモン分泌量が50IU/Lに近くなっていたとしても、ちょっとしたミスで正確に測定できないことが多く、妊娠を望む方は更にやきもきしてしまいます。

フライングでも確実に結果を知りたい時は、デジタル式の妊娠検査薬がおススメです。このタイプは高感度なので早期妊娠検査薬よりも早く結果が出るのが大きなメリットですが、市販では数が少ないためネット通販で購入する必要があります。

また1回あたりの値段も高いので、通常の妊娠検査薬と併用するなどコストを抑えた使い方を工夫するようにしましょう。

陽性判定が出たらすぐ病院へ

陽性判定が出たらすぐ病院へ

妊娠検査薬で陽性の判断が出たら、早めに病院を受診し妊娠を確定してもらいましょう。妊娠検査薬はあくまでもhCGホルモンが一定数分泌されているかどうかをチェックするもので、妊娠を決定付けるものではありません。

妊娠していなくても胞状奇胎や絨毛性疾患などの病気が原因でhCGホルモンが増加することがあるので、妊娠なのか病気なのかを判断するためにも病院で検査する必要があるのです。

まとめ

フライング検査は、妊娠検査薬メーカーが提示する検査時期よりも早い時期に妊娠検査薬を使うことを指します。フライング検査でも検査時期に近ければ薄く線が現れることもあるでしょう。

しかし、使い方を間違えれば誤反応を起こすことがありますので、結果として生理予定日1週間後まで何回を検査をする羽目になるかもしれません。

確実を期したい場合は、費用は高くなりますがデジタル式の妊娠検査薬がおススメです。検査薬で陽性となった場合は、必ず病院で胎のうや心音を確認して妊娠を確定してもらいましょう。

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