妊娠初期の頭痛について知っておきたいこと

妊娠初期の頭痛について知っておきたいこと

妊娠を待ちわびている妊活中の方ならば誰でも、一日も早く妊娠しているかどうか知りたい!と思うはず。妊娠超初期と呼ばれる生理予定日前後に、妊娠の兆候が一つでも表れたら、妊娠しているのでは?との期待を抱かずにはいられません。

妊娠初期の兆候の一つが頭痛。ずきずきと頭の片側が痛み、人によってはそれに加えて、軽い吐き気や寒気、肩こりといった症状もあらわれるようです。

妊娠初期の頭痛の原因を知り、自分自身や胎児に害を及ぼすことなく、頭痛を緩和する対処法を覚えておくと、不安な気持ちに陥ることなく妊娠初期を過ごすことができるはずです!

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妊娠初期の頭痛の原因とは?

妊娠初期に頭痛を引き起こす主要な原因は、黄体ホルモンの分泌量増加にあります。妊娠を機に一気に分泌の増える黄体ホルモン。以下にこの黄体ホルモンの特徴について詳しく見ていきましょう。

黄体ホルモンとは?

妊娠時の黄体ホルモンの増加グラフ

黄体ホルモンとは卵胞ホルモンと並び、女性の生理周期を司る重要なホルモンの一つで、排卵後から分泌量がぐっと増えます。プロゲステロンとも呼ばれるこのホルモンのはたらきは、妊娠に備えて子宮内の環境を整えること。黄体ホルモンは妊娠が成立するのに、非常に重要な役割を果たします。

受精卵が着床しやすく整える

子宮の様子、着床、排卵

黄体ホルモンの第一の役割は、子宮内膜をふかふかにし、受精卵が着床しやすく整えること。具体的なはたらきとしては、血管を拡張させ、養分たっぷりの血液を子宮に集めることが挙げられます。これにより子宮内膜は柔らかくふっくらとふくらみ、受精卵が着床しやすくなるという仕組みになります。

黄体ホルモンは子宮の収縮を抑える

黄体ホルモンのもう一つの重要なはたらきは、受精卵にダメージを与えないよう、子宮が収縮するのを抑えることにあります。子宮の収縮を抑制し、胎児の成長につれて子宮を大きくしていきます。

黄体ホルモンのはたらきにより頭痛が起こる理由

黄体ホルモンのはたらきにより頭痛が起こる理由

このように排卵日を境に分泌量の増える黄体ホルモン。黄体ホルモンが妊娠超初期や妊娠初期の頭痛の原因になるのは、血管を拡張させるはたらきがあるせい。血管が拡張することにより、その周りの神経組織が過敏に反応してしまい、時として片頭痛のような症状があらわれることがあります。

さらに詳しく説明すると、人間の血管にある交感神経は通常これを収縮させるようにはたらきますが、黄体ホルモンのはたらきにより血管が拡張されている状態とは、交感神経の機能が一時的にストップしている状態に他なりません。

妊娠初期の頭痛の痛み方は?

妊娠初期の頭痛の痛み方は?

血管の拡張に伴う片頭痛は、頭の片側がずきずきと痛みますが、妊娠初期の頭痛もまたこの片頭痛に似た症状を見せることが多いようです。

痛みに関する感じ方には個人差がありますので、一概に妊娠初期の頭痛はこんな感じ、と決め付けることはできませんが、多くの方に共通して見られる傾向は確かにあります。

頭の片側がズキズキ脈打つ痛さ

頭の片側がズキズキ脈打つ痛さ

片頭痛のときのように、頭の片側の血管がズキズキと脈打ち、痛みが数時間持続することが多いといわれています。痛みの程度は軽いこともあれば、ひどく痛むこともありますが、妊娠前から頭痛の症状を抱えている方のほうが、頭痛の頻度と程度が重くなりやすいようです。

痛む場所は片側だけという場合もあれば、両方のこめかみがずきずき痛む場合もあります。痛みに加えて、吐き気を感じたり、実際に嘔吐してしまうこともあります。

頭痛とともにあらわれる症状は?

頭痛とともにあらわれる症状は?

頭痛は妊娠初期の症状のひとつですが、妊娠の兆候は頭痛以外の症状としてもあらわれます。吐き気、寒気、だるさ、熱っぽさなど、あたかも風邪の引き始めのような症状がそれです。

妊娠の兆候はひとつではなく複数の兆候が同時にあらわれますので、妊娠初期に頭痛を感じたら、他の症状もないかどうか注意を払うようにしましょう。

黄体ホルモン以外の頭痛の原因は?

妊娠超初期・妊娠初期の頭痛の大きな原因は黄体ホルモンにありますが、それ以外に原因がないわけではありません。黄体ホルモン以外の原因についても把握しておくようにしましょう。

肩こりから起こる頭痛

肩こりから起こる頭痛

肩こりの持病を持つ方は頭痛を引き起こしやすくなります。肩こりの原因は体の血流の悪化。血流が悪くなることにより、筋肉がこわばり、肩こりを引き起こしますが、肩こりの症状の見られる方は頭痛も併発しやすくなります。肩こりの症状に自覚がある場合は、日ごろから意識して適度な運動を行い、血行を促進するようにしましょう。

妊娠初期の体調悪化に伴い、体を動かすことも億劫に感じられる場合でも、座ったまま出来る肩や手の運動を行うようにすると、肩のこわばりを改善することが出来ます。

ストレスや緊張による頭痛

ストレスや緊張による頭痛

ストレスや緊張を抱えていると、自律神経のバランスが崩れてしまい、これにより交感神経が優位になります。交感神経が優位になると、筋肉が緊張してしまい、血液の循環も滞りがちになってしまいます。

妊娠初期は体調も優れず、イライラすることが多くなります。妊娠初期は妊婦さんにとって非常に難しい時期ではありますが、ストレスは溜め込まず、出来るだけ気持ちをゆったりさせるようにしましょう。

貧血による頭痛

貧血による頭痛

貧血は女性に多い症状で、自覚症状はないにも関わらず深刻な貧血に陥っている女性も少なくありません。また症状自体がそれほど深刻でなくても、貧血予備軍になっていることもあります。とくにダイエットを繰り返してきた方や生理中に出血の量が多い方は注意しましょう。

妊娠中は胎児への養分補給のために血液量は増加しますが、血漿の量に比べると赤血球の数はそれほど増えませんので、血液自体が薄まった感じになってしまいます。これは妊娠中期から後期にかけての問題ですが、いずれにしろ女性の場合はよほど気をつけていなければ、すぐに貧血に陥りやすくなります。食事の内容には十分に配慮し、無理なダイエットを軽々しく行わないようにしましょう。

運動不足による体調不全

運動不足による体調不全

デスクワークの多い方や運動が嫌いな方など、知らず知らずのうちに慢性的な運動不足になっていることがあります。運動不足になると、代謝機能も下がり、筋肉の力も弱まるため、肩こりや頭痛が起こりやすくなります。

妊娠を希望している方は日ごろから生活習慣に気を配り、運動不足に陥らないよう、免疫力が落ちないよう注意しましょう。

ひどい頭痛で化学流産、流産?

安定期に入るまでの妊娠初期は、流産の確立のもっとも高い時期。この時期の流産の原因はほとんどの場合胎児側にありますので、さほど神経質になる必要はありません。

しかしながら、妊婦さん側に原因のある流産がまったくないわけではありませんので、この時期は体に負担のかかることは出来るだけ避けて通るようにしましょう。

妊娠超初期の頭痛の注意点

妊娠超初期の頭痛の注意点

生理予定日よりも前の時期に頭痛があった場合、妊娠していることに気がつかず、単なる風邪や片頭痛と勘違いしてしまう方もいます。市販の頭痛薬や風邪薬を服用する場合には、服用の注意書きをよく読み、妊婦さんに対する副作用がないかどうか、あらかじめ確認するようにしましょう。

またたとえ妊娠していないとしても、生理予定日前後に頭痛が起こることは決して珍しくありません。排卵日以降は妊娠に備えるため、黄体ホルモンの分泌が盛んになっていますので、実際に妊娠したかどうかは別にしても、生理予定日前後には頭痛が起こりやすいことを覚えておきましょう。

妊娠初期の頭痛対策

婦人科で診察

妊娠初期に頭痛を感じた場合に取るべき対処法について見ていきましょう。すでに産婦人科で診察を受けている方は、頭痛の症状についても一緒に相談しておきましょう。

横になり安静にする

横になり安静にする

頭痛がしたらとりあえず横になり安静にしましょう。動き回っていると頭痛がさらにひどくなるばかりです。仕事中や家事の最中でも、とりあえずいったん仕事を中断し、目を閉じ静かに座るか、横になるようにしましょう。片頭痛の場合、音、光、匂いに対しても敏感に反応してしまうことがあります。

これは妊娠初期の頭痛の場合も同様ですので、頭痛がしたら外部からの刺激を出来るだけシャットアウトし、余計な刺激が加わらないように注意しましょう。

目を疲れさせないようにする

目を疲れさせないようにする

眼精疲労もまた頭痛の原因のひとつ。妊娠が発覚したら、目の疲れに注意し、眼精疲労に陥らないようにしましょう。長時間にわたるパソコンでの作業やゲーム、テレビなど、目が疲れるような習慣はこれを機に改めるようにしましょう。

目が疲れやすい方はアイマスクを利用したり、目元を冷やしたりすると、目の疲れを効果的に解消させることが出来ます。

首周りを冷やす?それとも温める?

首周りを冷やす?それとも温める?

頭がズキズキと痛み辛いとき、首の後ろや肩を冷やすと痛みがおさまるときがあります。これは血管拡張型の頭痛対策として有効な方法です。血管が拡張しているために起こる頭痛の場合は、痛みを感じる部分を冷やすようにしましょう。

反対に肩こりや筋肉痛のように血管の収縮により起きる頭痛の場合は、患部を適度に温めるようにすると、痛みが和らぎます。

妊娠初期の頭痛対策を考える上で重要なのは、痛みの原因を特定すること。頭痛持ちの方は日ごろから自分の頭痛の症状をよく把握しておき、効果的な緩和方法を考えておくようにしましょう。

軽い運動で血流を良くする

軽い運動で血流を良くする

肩こりや冷え性により体の血流が悪くなっている方は、簡単な運動やマッサージを行うよう心がけましょう。妊娠初期に激しい運動を行うことは決して勧められませんが、体に負担のかからない程度の軽い体操や肩や手をぐるぐる回す運動などで、血流を改善しましょう。

妊娠初期の頭痛を和らげる飲み物

妊娠初期の頭痛を和らげる飲み物

妊娠初期に辛い頭痛に見舞われたら、鎮静作用のあるハープティーや痛みを抑えるはたらきのあるカフェインを含む飲み物を試してみましょう。ただしカフェインは過剰に摂取するとマイナスにはたらくこともあります。コーヒーや紅茶などはなるぺく薄めに入れるようにし、飲みすぎないよう注意しましょう。

頭痛に効く食べ物・飲み物はたくさんありますが、その効果に関しては体質や好み、痛みの感じ方などにより個人差がありますので、どんな飲み物が一番効果的か、普段からよく気をつけておくようにしましょう。

ハーブティー

ハーブティーで頭痛緩和

ハープティーにはたくさんの種類がありますので、鎮静作用のあるもの、リラックス効果の得られるものを選ぶようにしましょう。鎮静作用のあるハープの代表がカモミール、いくつかのハーブをブレンドしたブレンドハーブティーも便利です。またオレンジやレモンなどの柑橘系の果物にもリラックス効果がありますので、柑橘系フルーツがブレンドされたものも効果的です。

コーヒー・紅茶の飲み方

コーヒー・紅茶の飲み方

カフェインには痛みを和らげる効能がありますが、その効能に関しては一人一人の体質により個人差があり、摂取しすぎると眠れなくなったり、中にはカフェインの過剰摂取により不安感や焦燥感を覚える方もいます。妊娠初期の頭痛と同様、生理痛に関しても、カフェインが効くという方と控えたほうが痛みが和らぐという方と二パターンに分かれます。

カフェインが痛みに対して効果的かどうかは、カフェインに対する適応性がどの程度あるかにもよります。いずれにしても、もともとカフェインに対して過敏な体質の方は、一日に摂取する量を制限し、カフェイン摂取によるデメリットを生じさせないようにしましょう。

生姜入りのドリンク

生姜入りのドリンク

生姜には体を温める作用があります。冷たすぎる飲み物は冷え性にもつながります。血行を良くする意味でも生姜入りのホットドリンクは効果的です。カフェインと組み合わせたい場合には紅茶と組み合わせてみましょう。

まとめ

妊娠初期の頭痛の原因から対策法まで、妊娠初期に必須の知識を網羅しました。体調が万全のときですら辛い頭痛。ましてや妊娠初期のつわりの時期なら尚の事。吐き気や食欲不振とともにあらわれる頭痛にイライラさせられる妊婦さんも多いはずです。

妊娠初期を快適に過ごすには、妊娠の兆候のひとつである頭痛を和らげる対処法を把握していなければなりません。妊娠初期の頭痛の原因を知り、どうしたら頭痛を少しでも和らげることが出来るか、その方法をしっかり学んでおきましょう。

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