妊娠年齢について知っておきたいこと

妊娠年齢について知っておきたいこと

赤ちゃんがほしい!可能性はあるの?と思ってもなかなか思うようなタイミングではできませんよね。赤ちゃんを授かるということは生命の神秘でもあります。だからこそ、嬉しいものですが適切な妊娠年齢があることや、高齢出産という言葉あることをご存知でしょうか。

女性が妊娠できる年齢にはある程度限りがあり、妊娠に適した年齢、また出産するのに適した年齢があります。自分の年齢と照らし合わせて知識を得ておけば、より妊娠できる確率は高くなるでしょう。そこで、妊娠年齢や高齢出産などの情報を幅広くご紹介していきたいと思います。

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妊娠に適した年齢とは?

妊娠に適した年齢

妊娠は、基本的に生理のある女性なら誰でも成立する可能性があります。しかし、妊娠に適した年齢はある程度範囲が決まっていることがほとんどです。

ホルモンバランスが安定し、妊娠しやすいのは20代。このころなら体力もありますし、卵子も健康な状態なので、妊娠に適した年齢と言われているのです。生理が始まるのは、7歳~15歳と言われています。このころはまだホルモンバランスが安定していないため、妊娠に適しているとは言えないのです。

逆に、30代以降は卵子の老化が始まるため、妊娠する確率が低くなってしまいます。このことからも、20代が妊娠に適した年齢と言えるのです。

気になる「卵子」老化質

気になる「卵子」老化質

妊娠年齢は、20代が適正とご紹介しましたが、気になるのが卵子の老化です。30代を境に卵子が老化するのはなぜなのでしょうか。

まず、卵子は精子と違い、その都度作られているわけではありません。実は、女性の身体には一生分の卵子が供えられているのです。生まれてくるときにはすでに卵子を貯蔵しているわけですが、実際に排卵されるのは生理を迎えてからになります。

ホルモンバランスも良い状態だと、卵子も正常に排卵されますが、徐々にホルモンバランスが乱れ始める30代半ばからは、排卵のリズムも乱れやすくなり、卵子そのものも老化し始めてしまうため、妊娠の確率がぐっと下がり始めてしまうのです。

具体的な年齢

具体的な年齢

妊娠年齢のピークは20代。30代からは卵子の老化が始まるため、妊娠できる確率は低くなります。具体的な年齢でいえば、老化が始まるのは33歳の頃と言われています。また、卵子の老化が如実に表れ始めるのは35歳と言われており、女性にとってひとつの目安とされています。

ただ、35歳を過ぎたからと言って、みんなが妊娠できなくなるというわけではありません。健康な卵子が排卵されていれば、何歳であっても基本的には妊娠することが可能です。実際に40代や50代の女性でも妊娠・出産の経験がありますので、希望はあるのです。

高齢出産と呼ばれる年齢は35歳

高齢出産と呼ばれる年齢は35歳

妊娠に適している年齢は20代。卵子の老化が始まるのは33歳~35歳と言われていますが、実は35歳以上に妊娠・出産することを「高齢出産」と言います。

まだ30代なのに高齢出産!?とショックを受ける方もいらっしゃるかもしれませんが、実際に卵子の老化がスタートしていることから、この言葉の重さを感じます。また、35歳では妊娠の確率が下がりますが、逆に上がるのが流産の確率です。35歳を境に流産するケースが増えていき、それが妊娠率の低下を加速させています。

あなたと共に卵子も老化します

あなたと共に卵子も老化します

35歳を過ぎると、卵子は老化を始めます。つまりそれは、不完全な卵子が排卵される可能性があるということです。不完全な卵子が排卵されると、たとえ受精に成功したとしても、赤ちゃんは育っていきません。細胞分裂が途中で止まったり、途中で心拍が停止してしまったりすることがあるからです。年齢に限らず、妊婦は安定期に入るまで、流産する可能性があります。

その理由として最も多いのが、胎児死亡による流産なのです。卵子の染色体に不具合がある場合もありますし、精子側に染色体異常が見られることもあります。いずれにせよ、妊娠から成長までの過程が成立しなかったことには違いありません。

男性側の年齢の問題

男性側の年齢の問題

高齢出産は女性側の問題ばかり大きく取り上げられていますが、実は男性側にも高齢による弊害が確認されています。

妊娠や出産で男性側の年齢が問題になってくるのは40歳以上と女性よりも少々年齢が高いのですが、それは精子と卵子の生成過程の違いにあります。卵子は胎児の段階ですでに一生分が作られているのに対し、精子は射精のつど生成されるため劣化しにくいのがその理由です。

しかし加齢につれて生成機能にエラーが生じるようになり、質の悪い精子が生み出されるようになります。また、大きなストレスや過度の飲酒・喫煙、偏った食生活などで精子の劣化が早まっているとの説もあるため、まだ30代だから安心と鵜呑みには出来ません。

不妊治療をするカップルが増えている

不妊治療をするカップルが増えている

昔から不妊治療をするカップルはいて、10組に1組の割合でした。しかし現在では7組に1組と割合が増えています。

その理由として、国や県・市の助成金による経済的援助や不妊治療クリニックの増加で不妊治療の敷居が低くなった事が挙げられるのではないでしょうか。

不妊治療といえば自然妊娠が難しくなった30代・40代カップルが訪れるイメージがありますが、今は高齢出産のデメリットなどを耳にして、なるべくなら早く妊娠したいという20代カップルも増えています。

不妊治療クリニックの検査や治療は全て妊娠するために特化しているので、その効率さを求めて不妊治療を行うカップルも多いのではないでしょうか。

さまざまな妊娠年齢によるリスク

流産の確率と年齢リスク

流産の確率と年齢リスク

流産の確率は、年齢により違いがあります。平均的な流産の確率は、全妊娠の10~15%と言われていますが、年齢が35歳を超えると、約20%にまで上昇します。また、40歳を超えると、流産する確率は約30%~40%にまで上がると言われているため、年齢を重ねるにつれ、流産する確率が高くなり、妊娠率が低くなるということがうかがい知れます。

ただ、データにおいて全体の人数が違うことは確かです。20代の出産が最も多いですが、35歳以上の高齢出産の人数は少なく、症例も少ないことから、流産の割合が高くなってしまうという点もあるのです。確率的には20代も30代も変わらないという見解を持つ医者もおり、決定的な数値ではないとも言えます。

ダウン症の確率と年齢とリスク

ダウン症の確率と年齢とリスク

35歳を過ぎると、卵子は老化をはじめ、それが流産の確率を上げている可能性があるとご紹介しました。しかし、染色体に何かしらの不具合があっても、成長し続けることもあります。それが、ダウン症という障害を持った子供です。

ダウン症を発症する確率は、20代だと0.1%未満の発症率ですが、35歳を過ぎると0.3%の発症率に上がり、40歳を過ぎると1%にまで発症率が上昇します。

これは、流産の確立と同じで、全体の人数が35歳以上は少ないですから、割合としては高くなる部分があります。しかし、卵子の老化という点を考えると、少なからず流産やダウン症の確率が高くなることは避けられないと考えておきましょう。

生まれる子供の障害の可能性

生まれる子供の障害の可能性

女性が高齢の場合、赤ちゃんが卵子の染色体異常によるダウン症になる確率が高いというのは、高齢出産の大きなデメリットの一つとして紹介しました。

しかし精子側の染色体異常による障害の発生率は、あまりよく知られていません。精子側の染色体異常の代表的症例は自閉症ですが、父親が40歳以上の父親を持つ新生児が自閉症になる確率は30歳未満の父親の6倍という高い数値が出ています。

また高齢の父親を持つ子供が、成人してから乳がんや精巣がんになる可能性も高いというリスクも発表されています。妊娠・出産には、女性だけでなく男性の高齢にも注意が必要ですね。

年齢による妊娠中毒症産のリスク

年齢による妊娠中毒症産のリスク

35歳以上で妊娠・出産することを高齢出産と言いますが、妊娠率の低下、流産やダウン症の増加など、さまざまなリスクが伴います。その他のリスクとして、妊娠高血圧症候群が挙げられるでしょう。

いわゆる妊娠中毒症と呼ばれる症状で、高齢出産の場合、20代の1.8倍かかる可能性が高くなります。妊娠高血圧症候群は、高血圧になる、むくみが生じる、尿たんぱくが検出される事です。これら3つ全てがあてはまるという方もいらっしゃいますが、どれかひとつがあてはまれば立派な妊娠高血圧症候群です。

食事の調整や、体調管理をより一層徹底しなければならず、負担も大きいため、高齢出産を目指す女性の方は、日頃から血圧調整や体調管理に気を配るようにしましょう。

年齢による帝王切開のリスク

年齢による帝王切開のリスク

高齢出産となれば、体力の低下が心配になります。出産にはたくさんのエネルギーを使うため、体力がない人にとっては、リスクが高いのです。実際に体力面での不安から、帝王切開を選択する高齢出産の妊婦の方がたくさんいらっしゃいます。

帝王切開なら、お母さんの体力に関わらず、安全に出産することができるため、選ばれているのです。ただ、帝王切開にすると出産体験ができず母乳が出づらくなるということもあるため、できるだけ自然分娩を望む妊婦の方お多いようです。産婦人科により、判断は異なりますので、担当の医師とよく話し合って決めるようにしましょう。

年齢による子育ての苦労

子育ての苦労

高齢出産で赤ちゃんを産んだ人ほど、その後の育児の大変さに目を回すようです。赤ちゃんは夜泣きが日常茶飯事ですし、成長して動き回るようになると、追いかけたり抱っこしたりするのも体力を使います。子育てに体力は欠かせませんから、後々のことを考えると、20代のうちに産んでおいた方が楽と言えるでしょう。

リスク以外に目を向けてみる

リスク以外に目を向けてみる

妊娠・出産の年齢が上がればその分デメリットも多くなりますが、そのリスク以外にも目を向けてみましょう。

まず30代後半のカップルは20代のカップルよりも経済的に余裕があるので、高い教育や良い環境を子どもに与えられる傾向にあります。

また、子供は周りにも元気を与えるパワーを持っているので、もし高齢で産んだとしても心身が若々しくいられるともいわれています。ただ、子供が大きくなった時に老いた両親が負担になる可能性も考えられます。

妊娠を望む場合は、ただ赤ちゃんが欲しいからというだけでなく、産んだ後どうやって育てるか、自分達が動けなくなったらどうなるかをよく考えて、妊娠を望むかどうか夫婦でよく話し合うべきでしょう。

誰もが高齢出産できるわけではない

誰もが高齢出産できるわけではない

今は芸能人の40代・50代出産が大きく取り上げられていますね。そのニュースを見て、自分達でも大丈夫だと思い込んでしまうカップルも多いのではないでしょうか。

しかし妊娠可能年齢は43歳で、40代の妊娠確率は約5%だというデータを忘れてはいけません。もちろん自然妊娠できる高齢の方もいらっしゃいますが、皆さん身体の負担のかかる妊娠・出産を乗り越えられるほどの体力がある体の丈夫な方という共通点があります。

どうしても赤ちゃんが欲しいという方は不妊治療のみに頼るのではなく、いかに自分の身体を丈夫にするかというのも考えた方が良いでしょう。

まとめ

妊娠年齢や高齢出産などについて幅広くご紹介しました。まずは知るということが大切です。自分の年齢と照らし合わせ、計画的に妊婦活動を開始していきましょう!

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