出産報告のメール・LINEをどう送る?いつ送る?例文付き

出産報告のメールをどう送る?いつ送る?例文付き 出産

臨月を迎えた方にとって、出産が近づいているのはドキドキするものです。そして無事出産することができたらみんなに報告したくなります。

しかし、いざ出産報告のメールを送るときに、どのような文面にすればよいのか、戸惑ってしまうことも多いのではないでしょうか。そこで、出産報告に関するメールについて詳しくご紹介していきましょう。

出産報告するタイミングは

出産報告するタイミングは

出産には多くのエネルギーを費やします。陣痛が長く続いた場合や、お産に苦労した場合はなおさらすぐにメールできないことも多いでしょう。出産しても母体の体調が良く、赤ちゃんにも問題ない場合は、当日か翌日以降メールするのも構いません。

しかし、疲れきっている状態で頑張ってメールするよりは、生まれてきた赤ちゃんや家族との時間を優先することも大切です。

産後ハイ真っ最中はメールに注意

出産はそれ自体が大きなストレスとなる為に、β-エンドルフィンというホルモンが分泌されます。鎮静作用や陶酔感をもたらすこのホルモンが、妊娠末期から出産時にかけて分泌量が増加する事によって出産の痛みを乗り越えるのですが、その分泌が多かったり妊娠を強く望んでいた方は、β-エンドルフィンが強く作用して産後ハイと呼ばれる状態になりやすいのです。

出産を素晴らしいものと思ったり、安静にと言われてもつい張り切って掃除をしてしまう、情緒不安定になるなどが産後ハイの特徴です。

その状態のままでメールを送ってしまうと、他人の子供には興味が無いのに浮かれたメールを送ってきた、などと嫌な気持ちになる方も少なくありません。このような状態の時は、慎重にメールを送るようにしましょう。

報告する順番が大切

報告する順番が大切

出産報告のメールをする時には、つい自分と仲の良い友達に一番に送ってしまいがちですが、なるべくなら出産を心待ちにしていた両親などに最初に送るのがルールです。

もし親と友達が顔見知りだった場合に、先に友達が出産報告メールを受け取れば、それを知った親は良い気持ちはしませんよね。双方の親にはこれから何かと支えてもらう事も多いので、まずはそちらに一番に送りそれから友人という順序にするのが良いかも。

産休を取った方は職場にもメールをする必要がありますが、簡潔でもきちんとした文体で送ったほうがマナーに適うので、出産後すぐにメールするよりは自分も落ち着いた頃にメールを出すのがよいかもしれません。

どんな内容を送るのか

どんな内容を送るのか

出産報告のメールは、どのような内容にすればよいのか、悩むところです。基本的には、何月何日に生まれたか、性別は男の子か、女の子か、何グラムで生まれてきたかを記載します。

名前が決まっている場合は名前を追加し、何時何分まで細かく記したい場合はそれも良いでしょう。

ただ、情報が細かくなればなるほど、親しい関係性であることが前提となります。誰にでも同じようにメールを送るのではなく、関係性によって内容を少しずつ変えておくと良いでしょう。

写真を添付するか

写真を添付するか

出産報告に必ずといっていいほどついてくるのが写真です。メールなら写真を添付するだけで報告できるのでほとんどの方が行っています。

しかし、気になるのが誰を写すのかという点です。赤ちゃんだけを写したものが多いですが、余裕がある場合はお母さんも一緒に写ることもあります。

ただ、出産後は衰弱しきっている場合もあるので、やつれた状態で写真に写るのは避けたいところです。

しかし思いのほか体調も良く、赤ちゃんを抱いた喜びを伝えたいのであれば、母子ともに写った写真も良いでしょう。ただ、関係性によっては写真を添付しないほうが良い場合もあります。

不妊治療中の友人などに写真付きで送ってしまうと、相手を傷つけてしまう可能性もあるので注意しましょう。

友人に対する文例

友人に対する文例

出産報告に記載する情報はある程度わかったものの、そればかりではそっけなくなってしまいます。そこで、いくつか文例をご紹介しておきましょう。

まずは、ある程度親しい関係性の友人へ送る文例です。

「○月○日に○○○○グラムの元気な男の子(女の子)を出産しました。名前は○○(フリガナ)と言います。落ち着いたら是非会いに来てね!」

「○月○日に男の子(女の子)を出産しました。今後は親子共々よろしくお願いします!」

などが良いでしょう。仲の良い友人なら、お産の大変さやハプニングなどを一緒に織り交ぜるのがオススメです。

世話になった人へ 感謝する内容で

世話になった人へ 感謝する内容で

出産を報告するとなれば、ともすると皆にもこの幸せな気持ちをお裾分けしたいといった内容になりがちです。

しかし報告を受けた側から見れば、上からものを言うメールは読んでも心から祝福できないのでは。まず妊娠中は色んな人からの配慮や手伝ってもらった事に感謝するメール内容にしましょう。

「妊娠中は何かと頼りにしてしまいましたが、おかげで元気な赤ちゃんを産む事ができました。本当にありがとうございます。」

「皆様には妊娠中ご迷惑をおかけしていましたが、○日に無事男の子/女の子を出産いたしました。これも皆様のお心遣いのおかげだと感謝しております。」など、

自分の出産の内容でも周りの人を中心にした書き方ならば、メールを貰った方も素直におめでとうと返信してくれるのではないでしょうか。

職場への報告

職場への報告

働いていた方なら、職場への出産報告も必要です。特にお世話になった上司や同僚には取り急ぎでも良いので報告しておきましょう。

無事に生まれたことと、妊娠中にサポートしてもらったことへの感謝も添えておくと安心です。育児休暇後に職場復帰を考えている方なら、出産報告メールは大切ですので、きちんと行うようにしましょう。

職場に対する文例

出産報告のメールは、職場に対しても必要です。いくつか文例をご紹介しておきましょう。

「ご無沙汰しております。○○です。出産、育児休暇では皆様には、いろいろとご迷惑をおかけしましたが、おかげさまで○月○日に元気な男の子(女の子)を出産することができました。しばらくはご迷惑をおかけいたしますが、これからもどうぞよろしくお願いします。」

「この度は出産により長い間お休みを頂きありがとうございます。また、勤務中はたくさんのお心遣いをいただき、ありがとうございました。おかげさまで○月○日に男の子(女の子)を無事出産することができました。母子ともに元気です。引き続き○ヶ月ほど産後休暇を頂くため、しばらくは出社できませんが、また改めてご挨拶させて頂ければと存じます。これからもどうぞよろしくお願いいたします。」

職場に出産報告のメールを送る場合は、代表者に向けて送ると良いでしょう。特にお世話になった方には、個別でメールするのもオススメです。また、出産報告のメールは取り急ぎ送るものとし、後日ハガキできちんと報告するようにしましょう。

パートナーの上司に送る時は

パートナーの上司に送る時は

出産報告メールを送るのは自分の両親や友人・会社の上司だけではなく、パートナーの上司にもメールを送らなければならない場合もあります。

妻の体調に合わせて早退や有給休暇を取った場合は、きちんと出産報告をする必要がありますね。大抵はパートナーが書きますが、妻が書かなくてはならない場合は自分の上司に宛てて送るメールよりも、一段上の書き方をしなければなりません。

頭語は「拝啓・敬具」よりも丁寧な「謹啓・謹白」を用い、自分の上司の場合は省略していた時候の挨拶も必ず入れます。謹啓を用いた文章は少々堅苦しいものになるので、書き方に慣れていない方は例文サイトなどを参考にしてください。

親に送る時は双方に とりあえず簡潔に

親に送る時は双方に とりあえず簡潔に

まず報告メールを一番に送るべき相手ですが、自分の親とパートナーの親両方に一度に送るのがポイントです。もしかしたら陣痛が始まって入院した時からパートナーはすでに連絡しているかもしれませんが、その時もなるべく自分と相手の両親は同様に扱うべきです。

親に送るとすればまずは簡潔に「○時○分○○グラムの男の子/女の子が生まれました。母子ともに体調に問題はありません。」程度にし、後でまた細かい内容をメールする旨を明記しましょう。

孫が出来れば毎日でもその成長ぶりを見たいのが祖父母ですから、向こうからOKが出れば毎日赤ちゃんの様子を記したメールを送るのも良いアイデアなのではないですか。

不妊と思われる方へ報告メール

不妊と思われる方へ報告メール

出産報告は、この喜びをたくさんの人に届けたい!という気持ちになるでしょう。しかしその気持ちが時に人を傷つけてしまう可能性があります。

不妊治療を続けている方に、写真付きの赤ちゃんのメールを送ると、相手は素直に喜べない場合があるでしょう。頭では分かっていても、妊娠できない現状があることから、素直に喜べないという不妊治療者はたくさんいるのです。

しかし、だからといって出産報告しないのも気を使わせていると感づいてしまうでしょう。そんなときは、必要最低限の報告でとどめておくのが無難です。日付と性別、名前くらいに留めておき、写真は添付しないようにしましょう。

例えば、「○月○日に男の子(女の子)を出産いたしました。名前は○○といいます。よろしくお願いいたします。」なら余計な情報が入り過ぎないのでシンプルです。

季節の挨拶を取り入れてみる

季節の挨拶を取り入れてみる

出産報告の時期に、お正月や暑中見舞いなどが重なっている場合は、同時に行うのもひとつの方法です。

いつもメールで季節の挨拶をしている間柄なら問題ありませんが、ハガキでやり取りしている場合はハガキで報告するようにしましょう。メールと同様に、赤ちゃんの写真がプリントされたものにすると良いでしょう。

最近ではネットで簡単に注文できるようになっているので、報告メールから数日遅れた程度でハガキを作成し、郵送することができます。

お見舞いの申し出があった場合

お見舞いの申し出があった場合

出産報告のメールを送ると、入院期間中にお見舞いに来たいという友人からの申し出が出てくることもあるでしょう。

しばらく入院している状態で、人と会う体調と気持ちが伴っているなら、会いに来てもらうのもひとつの方法です。退院してからだと、初めての育児に戸惑い、生活するので精一杯になる可能性がありますので、入院中に会っておくと安心です。

ただ、寝巻き姿を人に見られたくないという方や、体調が優れないという方は、落ち着いてから会う約束を提案すると良いでしょう。

御祝について

御祝について

出産報告のメールを送ると、御祝いをもらうことが多くなります。現金でもらう御祝いもあれば、プレゼントとして受け取る場合もあるでしょう。初めての出産だと、どのようにお礼をすればよいのか戸惑うかもしれませんので、簡単に御祝についてご紹介しておきたいと思います。

出産祝いを戴いたら、お返しとして返すのは、大体半分から3分の1くらいが良いでしょう。同じ金額を返してしまったり、より高価なお返しになったりすると失礼に値する場合もありますので、注意が必要です。

プレゼントとしてもらった場合は、大体の値段でOKですが、値段が想像つかない場合はネットで調べて大まかな金額を知っておくと安心です。

ここまでのまとめ

出産方向のメールについて、幅広くご紹介しました。出産報告の内容は、送る人により少しずつ変えておくと安心です。

親しい友人、職場、不妊治療中の方など、さまざまな立場の方がいますので、それに適した内容であることが大切です。しかし、何よりも出産した喜びを報告するのが基本ですから、自分らしさを大切にしてくださいね。

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